脱炭素社会に向けて

「Business Ambition for 1.5℃」「Uniting Business and Governments to Recover Better」に署名

キリングループは、2020年6月24日に国連グローバル・コンパクト(以下、UNGC)、Science Based Targets(以下SBT)イニシアティブ、We Mean Businessの3者が、今後の世界の気温上昇を1.5℃に抑える目標を設定するよう企業に要請する共同書簡「Business Ambition for 1.5℃」に署名しました。
また、SBT目標もしくはSBT目標の設定を宣言している企業に要請する「Uniting Business and Governments to Recover Better」にも同日に署名しました。これは、直近で新型コロナウイルスの影響により各国で経済対策の検討が進められる中、気候変動に対する取り組みを減速させないよう並行して取り組みを進めることと、各国政府に対し、UNGCやSBTイニシアティブをはじめとする活動について、同様の姿勢を求めることへの賛同を宣言するものです。
欧米を中心に、新型コロナウイルスによりダメージをうけた経済と社会の復興のための対策が新たな感染症のリスクや感染症の拡大を生じさせるようなものではなく、脱炭素社会、循環型経済、生態系保全にも寄与する持続可能でレジリエントな方法で復興しようとする「グリーン・リカバリー」の機運が高まっています。社会と企業の課題が相互に複合的に関連する時代を迎え、環境か、経済かという単純な二項対立を乗り越え、社会と事業の両方の持続可能性を目指す必要があります。
キリングループは、本年2月に社会と企業のレジリエンス強化へ向けた新たな長期戦略「キリングループ環境ビジョン2050」を策定しました。気候変動においては、2050年までにバリューチェーン全体のGHG排出量ネットゼロを掲げており、これらの署名はこの取り組みの一環です。キリングループは、脱炭素社会構築へ向けてリードしていくように取り組んでいきます。

「電動車活用推進コンソーシアム」への参画

キリングループは、2020年5月1日、電動業務車両の普及を目的とした「電動車活用推進コンソーシアム(以下、コンソーシアム)」に会員企業として参画しました。地球温暖化の影響と思われる気候変動が世界的に進む中、脱炭素社会の実現に向けた具体的対策が求められている状況を踏まえ、日本国内の約2割を占める運輸分野におけるGHG排出量の削減方策として車両の電動化が期待されています。一方、業務車両の電動化には、単社では解決できない問題も存在します。本コンソーシアムは、企業・団体などが課題を共有しながら、その解決に向け連携し共に取り組みを行うことで、電動車両の導入・活用を促進し、社会課題を解決すること、および持続可能な社会を実現することを目指します。
キリングループは、「環境ビジョン2050」で事業活動を通じて脱炭素社会構築をリードしていくことを掲げています。今回本コンソーシアムへ参画することで、自社の事業運営に適した実用性の高い電動業務用車両を検討するとともに、業界を横断した知見を共有し合い、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを促進します。

ニュージーランド初のカーボン・ゼロ・ビール

クライストチャーチにあるFermentistのKiwi Pale Aleはニュージーランド初のカーボンゼロ認証ビールです。穀物栽培に使用される肥料から消費者の自宅での冷蔵まで、ライフサイクル全般に由来する排出量を考慮しています。ここではビールのカーボンフットプリントを評価・削減し、削減できなかった残りのフットプリントをオフセットするというアプローチを採用しました。購入したオフセットは、ニュージーランド南島の東岸にあるバンクス半島のヒネワイ保護区で原生林の再生を支援するものです。
Kiwi Pale Aleはサザンクロスとモトゥエカのホップを100%とニュージーランド産モルトを使用し、サプライチェーン内の原料輸送に伴う排出を回避することで、カーボンフットプリントの削減を促しています。

SPRING VALLEY BREWERY TOKYO

2015年4月、「LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)」内にオープンした「SPRING VALLEY BREWERYTOKYO」は、その場でつくられたクラフトビールが楽しめるブルワリー併設のオールデイダイニングです。ここで使用するすべての電力が横浜市風力発電事業により発行される「グリーン電力証書」を利用したグリーン電力で賄われています。

  • クラフトビールが楽しめるSPRING VALLEY BREWERY TOKYO

環境マークプログラム

一般社団法人地球温暖化防止全国ネット(以下、全国ネット)は、様々な商品・サービスについている「環境マーク」を子どもたちが力を合わせて探してくることを通して、身のまわりに環境に関するラベルがたくさんあることに気づき、なんのためについているマークなのかを知り、背景に地球温暖化問題をはじめとしたどのような環境問題があるのかを考えるきっかけを与える「環境マークプログラム」を開発し、学童保育などを対象として展開を開始しています。
キリングループの商品にも様々な環境マークがついていることに気づき、次世代を担う小学生が脱炭素社会の構築に向けて気候変動問題や森林破壊、持続可能な農業など様々な環境問題があることを理解し、興味を持ち、今後の生活において環境配慮型購買行動や3R促進行動などの行動変容を促すことを期待して、全国ネットとともに「環境マークプログラム」の普及に協力しています。

脱炭素チャレンジカップ

キリングループでは、次世代に向けた脱炭素社会の構築を目指し、様々な団体が取り組む地球温暖化防止に関する活動を発表することにより、ノウハウや情報を共有し、さらなる活動に向けて連携や意欲を創出することを目的として開催されている「脱炭素チャレンジカップ」を支援しています。