3.1 気候変動影響への対応製造

燃料転換とコージェネレーション

ビール工場の場合、使用する燃料のかなりの部分が蒸気を作るボイラーに用いられています。現在では重油よりCO2排出量が少ない天然ガスへの転換を行い、キリンビールおよびキリンビバレッジのすべての工場で燃料転換が完了しています。さらに小型ボイラーの導入により、ボイラーの効率的な運転を行っています。熱電供給できるコージェネレーションシステムを導入し、工場の熱と電気の一部を賄っています。

冷却システム

キリンビールでは、大きな温度差の冷却を行う工程において段階的に冷却を行うカスケード冷却システムの導入や運転改善などにより、冷凍システムの効率を改善し、省エネルギーに取り組んでいます。

  • 冷凍システムの効率改善の図

    冷凍システムの効率改善

ミャンマー・ブルワリーの高効率生産設備建設

急速に増大する需要に応えていくために、ミャンマー・ブルワリーでは製造・充填設備の大規模な増設を行い、2018年初頭に10万kLの高効率ラインが稼働を開始しました。新設備の全体設計から機器の選択、設置、チューニングにおいて、グループ外の食品メーカーなどからも高い評価を得てきたキリンエンジニアリング社とキリンホールディングスから出向しているエンジニアの経験と高い技術を活用し、投資効果の最大化を目指すミャンマー・ブルワリーを支援しています。
ミャンマーでは急速に経済が発展しており、今後のエネルギー需要のひっ迫が懸念されています。
このような背景を受け、日本政府の「二国間クレジット制度資金援助事業」を活用して、国内事業で実績のある最先端の省エネ設備を導入することで、生産工程でのエネルギー消費を抑えています。

ミャンマー・ブルワリーに導入した省エネ設備の例

  • ミャンマー・ブルワリーに導入した省エネ設備の例の図

    ミャンマー・ブルワリーに導入した省エネ設備の例