自然エネルギー

自然エネルギーの導入目標

キリンビールは、工場購入電力における再生可能エネルギーの比率を2030年に50%まで高める目標を設定し取り組みを開始しています。
ライオンは2025年までに電力での再生可能エネルギー100%化を目指しています。2020年5月には、オーストラリアで初の大規模なカーボンニュートラル認証取得醸造会社になりました。

  • キリンビバレッジ湘南工場と水力発電由来電力の割合のグラフ

水力発電由来のCO2フリー電力

2017年4月より、キリンビール取手工場およびキリンビバレッジ湘南工場の購入電力の一部で、水力発電由来のCO2フリー電源の使用を開始しました。これは、東京電力エナジーパートナーが水力発電の電力だけを供給する国内初の電力メニュー「アクアプレミアム」を利用するもので、発電時にCO2を排出しない水力発電の利用で地球温暖化対策に貢献していくものです。日本の食品・飲料業界のみならず工場としても初めての採用事例となります。
2019年の実績で、取手工場の約71%、湘南工場の約34%をCO2フリーの水力発電由来の電力が占めました。
2020年1月には、協和キリン高崎工場でも利用を開始しており、医薬品製造業で初めての事例です。

  • キリンビール取手工場と水力発電由来電力の割合のグラフ

グリーン熱証書・電力証書

キリングループでは、キリンビール神戸工場の化石燃料由来の熱消費量に相当する「グリーン熱証書」、およびシャトー・メルシャンの全電力使用量に相当する「グリーン電力証書」の導入をはじめています。
また、横浜市が進める「グリーン電力証書システム」を活用した横浜市風力発電事業に2007年から「Y(ヨコハマ)−グリーンパートナー」として協賛し、自然エネルギー利用の促進を支援しています。現在ではキリンホールディングスが一般協賛事業者となり、発行された「グリーン電力証書」をグループ本社のコミュニケーションスペース「ココニワ」エリア、「SPRINGVALLEY BREWERY TOKYO」、WWF主催「アースアワー」などに利用しています。

  • 横浜市風力発電所(ハマウィング)とキリンビールの工場購入電力における再生可能エネルギー比率のグラフ

太陽光発電

キリンビール、キリンビバレッジなどの工場では、見学設備などに太陽光発電設備を設置しています。2016年には、神奈川県の「薄膜太陽電池普及拡大プロジェクト」の一環としてキリンビール横浜工場に薄膜太陽電池が設置されました。また、キリンビール横浜工場や協和発酵バイオ、信州ビバレッジでは、敷地や建物の屋根の一部を大規模太陽光発電設備事業会社に賃貸して、自社資産の有効活用と自然エネルギーの普及促進に貢献しています。

  • 横浜工場

    横浜工場

  • 協和発酵バイオ

    協和発酵バイオ

ライオンでの取り組み

ライオンは、2020年5月にオーストラリア初の大規模なカーボンニュートラル認証取得醸造会社になったことを発表しました。これは、サプライチェーン全体を通じた直接的なGHG排出量削減に関する、これまでの熱心なコミットメントと確かな実績を踏まえたものです。
初めにGHG排出量を測定してフットプリントを評価し、エネルギー効率化・再生可能エネルギープロジェクトの実施を通じて排出量を削減して、排出の削減または回避を直接コントロールできない残りの排出量をオフセットするという戦略を採用しています。この取り組みでは、2015年比で28%のGHG排出量を削減しています。
ライオンはまた、2025年までに購入する電力を100%再生可能エネルギーにすることを宣言しています。これは、醸造所や電力購入契約(PPA)における再生可能エネルギー利用の機会を絶えず追求することで実現を目指します。
2019年、クイーンズランド州ブリスベンの代表的なビールXXXX Goldの醸造所である Castlemaine Breweryで太陽光発電システムの設置が完了し、運転を開始しました。2019年6月~12月にかけて、太陽光パネルによりCO2排出削減量は517tになりました。
ビクトリア州にあるLittle Creatures Geelongでも太陽光発電システムの設置が計画されています。システムは650kWで、同醸造所の炭素排出量を年間955t(電力によるCO2排出量の25%)削減できる見込みです。システムの設置・試運転は2020年7月を計画しています。

  • ライオンCastlemaine Perkins Brewery