3.1 気候変動影響への対応容器

PETボトル内製化

キリンビバレッジは、1997年にナガノトマト(現・信州ビバレッジ)へ日本初のインラインペットブロー無菌充填機を導入し、2000年には湘南工場へ高速インラインペットブロー無菌充填機を導入しています。以前は、空のPETボトルを容器メーカーから購入して搬送し、工場でその中に飲料を充填して製品を製造していましたが、インラインブロー無菌充填機は、工場の製造工程内でプリフォームと呼ばれる素材からPETボトル容器を成型し、無菌状態で充填までを行います。空のPETボトルを搬送する時に比べて、トラックが一度に運べる量が増え、CO2排出量を大幅に削減できます。
2003年には、業界に先駆けてキリンディスティラリーの飲料製造ラインへプリフォーム成型機を導入し、プリフォームの搬送も不要としました。

容器の軽量化

キリンビールとキリンビバレッジの容器包装の軽量化による容器製造のCO2排出削減量は、1990年から2020年までの累計で451万tになりました。容器の軽量化は、容器包装を製造するためのCO2排出量や輸送時の積載効率向上によるCO2排出量の削減につながります。

  • 1990年から2020年までのキリンビールとキリンビバレッジの容器使用量実績からカーボンフットプリント製品種別基準(認定 CFP-PCR 番号:PA-BV-02)に基づいて算出。

大容量バッグ海上輸送・国内ボトリング

メルシャンは、輸入ワインの一部において、輸入元で酸素透過性の低い24kL(750mlびん換算で約32,000本分)の大容量の専用バッグにワインを詰めて海上輸送し、日本国内の工場でボトリングを行っています。
国内でボトルに詰めるため自社の工場内でのCO2排出量は増えてしまいますが、重いボトルを海上輸送する必要がなくなるため、ボトルに詰めた状態で輸入する場合と比べて海上輸送時のCO2排出量を約6割削減することができます。
日本でボトリングすることで、エコロジーボトル(再生ガラスが90%以上使用されているもの)や、軽量ボトル、PETボトルを使用することも可能となり、資源の有効活用になるとともに、バリューチェーン全体でCO2排出量を大きく削減することができます。

  • 大容量専用バッグ