持続可能な水資源の利用排水

排水処理

キリングループでは、使い終わった水は法律が求める以上の自主基準を設定して浄化し、河川や下水道に放流しています。排水基準の厳しい流域の工場では嫌気処理、好気処理の後、加圧浮上処理を行いリンや固形分を除去しています。好気処理、加圧浮上処理で排出された余剰汚泥は肥料や土壌改良材に再利用します。キリングループは水生生物生態系へ配慮し、きれいな水を海洋や河川、下水道に放流しています。

  • 図:排水処理の仕組み

排水バイオガス

ビール工場では、製造工程から発生する排水を浄化するために嫌気処理設備を導入しています。嫌気処理では、従来の好気処理のように通気のための電力が不要となるだけではなく、嫌気性微生物による処理の過程で副生成物としてメタンを主成分とするバイオガスが発生するため、これをバイオガスボイラーや、コージェネレーションシステムなどに活用できます。バイオガスは、モルトなどの植物性原料由来による再生可能エネルギーであり、CO2フリーの燃料です。

バイオガスの主成分はメタンガスです。工場から出る排水を、嫌気性微生物の含有担体である「グラニュール」が入っている水槽に入れて循環させることで、バイオガスが発生します。

  • 図:嫌気処理の仕組み

工場流域での環境保全活動

キリングループの各工場では、行政やNGOと協力して周辺の河川における清掃活動を中心とした環境保全活動を行っています。
キリンビール横浜工場では、NPO法人「鶴見川流域ネットワーキング」と連携し、近隣の鶴見川の美化運動や生きもの観察会などに継続して取り組んでいます。キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャン、協和キリン、小岩井乳業などの各工場でも、取水河川や近隣河川などを中心に、地域の環境美化および環境保全活動を行っています。
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、2021年はかなりの数の工場が河川や海岸での清掃活動を中止しましたが、キリンビール千歳工場が4月、11月に千歳川で、メルシャン八代工場が11月に播磨川で沿岸掃活動に参加しています。

海岸清掃活動

2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりましたが、メルシャン藤沢工場の従業員とその家族は藤沢市片瀬海岸の清掃活動を実施しています。
協和発酵バイオ山口事業所では、従業員が薬液やブドウ糖液等を荷揚げする港湾施設である百間沖の清掃活動をしています。

  • 百間沖の清掃活動

※ 上記情報は「キリングループ環境報告書2022」の開示内容を転載したものであり2022年6月末現在の情報です。