3.2 水資源への取り組み排水

排水処理

水を原料として利用する企業として、排水を綺麗にして自然に返すことは責務です。キリングループでは、使い終わった水は法律が求める以上の自主基準を設定して浄化し、河川や下水道に放流しています。

排水バイオガス

ビール工場では、製造工程から発生する排水を浄化するために嫌気処理設備を導入しています。嫌気処理では、従来の好気処理のように通気のための電力が不要となるだけではなく、嫌気性微生物による処理の過程で副生成物としてメタンを主成分とするバイオガスが発生するため、これをバイオガスボイラーや、コージェネレーションシステムなどに活用できます。バイオガスは、モルトなどの植物性原料由来による再生可能エネルギーであり、CO2フリーの燃料です。

  • 嫌気処理の仕組みの図

    嫌気処理の仕組み

工場流域での環境保全活動

キリングループの各工場では、行政やNGOと協力して周辺の河川における清掃活動を中心とした環境保全活動を行っています。
キリンビール横浜工場では、NPO法人「鶴見川流域ネットワーキング」と連携し、近隣の鶴見川の美化運動や生きもの観察会などに継続して取り組んでいます。
その他、キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャン、協和キリン、小岩井乳業などでも、工場の取水河川や近隣河川などを中心に、地域の環境美化および環境保全活動に取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、2020年はかなりの数の工場が河川や海岸での清掃活動を中止しましたが、取手工場が7月に鬼怒川・小貝川で、滋賀工場が多賀町芹川で沿岸清掃活動に参加しています。アメリカのフォアローゼズでは、近隣のソルトリバー・クリーンアップ活動に参加しています。

  • 鶴見川流域での環境保全活動

海岸清掃活動

メルシャン藤沢工場内の従業員とその家族36名が、2019年5月26日実施の藤沢市・(公財)かながわ海岸美化財団主催の第43回ゴミゼロクリーンキャンペーン~ビーチクリーンアップかながわ2019~の藤沢市片瀬海岸の清掃活動に参加しました。この活動は、「美しい自然に恵まれた片瀬の海岸を守り、海岸がみんなの憩いの場として広く親しまれるようにクリーンキャンペーンを行う」という主旨に賛同して、毎年参加しているものですが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて2020年は活動を中止しました。
今後も、ボランティアの輪を広げ、片瀬海岸の環境美化を呼びかけていきます。

  • 藤沢市片瀬海岸での清掃活動