3.3 生物資源の取り組み

コミットメント

原料生産地と事業地域における自然環境を守り、生態系を保全します。

アプローチ

  • 主要原料の生産地における生物資源に関する取り組みを推進します。
  • 森林破壊につながる可能性のある原材料の持続性確保に努めます。
関連するSDGs
  • 15 陸の豊かさも守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
成果指標

① 事務用紙へのFSC認証紙または古紙の使用
② 主要容器包装資材※1へのFSC認証紙の使用
③ 持続可能なパーム油への対応
※1:6缶パック、ギフト箱、紙パック、製品用段ボール箱
※キリンホールディングス、キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャン

成果指標 目標値(2021年)

100 %

100 %

100 %※2

※2:RSPOのBook & Claim方式で対応

基本的考え方

農産物を中心とした生物資源は、キリングループにとって最も重要で基本的な原料ですが、TCFD提言を踏まえて実施しているシナリオ分析では、気候変動が原料の農産物の収量や品質に大きな影響を与える可能性が確認されています。さらに、調達先農園や地域での環境や人権への配慮も欠かせません。以上より、原料農産物生産地の生態系や地域社会の課題を解決し、持続可能な生物資源を利用している社会の構築を目指して取り組みを進めています。

持続可能な原料農産物の育種・展開および
調達を行います

  • 2020年に達成したキリンホールディングス、キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンでの紙容器のFSC®認証紙使用率100%を他事業にも拡大します。
  • パーム油について継続してBook & Claim方式で100%対応します。
  • 温暖化対応農産物が開発された場合、迅速に作付面積を増やすことにも応用可能な独自の植物大量増殖技術をさらに高度化していきます。
  • キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの製品廃棄量を2025年に2015年比で75%削減します。

農園に寄り添い原料生産地を持続可能にします

  • スリランカの紅茶農園に加えて、ベトナムのコーヒー農園に対してもレインフォレスト・アライアンス認証取得支援を継続・拡大します。
  • 2025年までに、スリランカの小規模紅茶農園10,000農園に対してレインフォレスト・アライアンス認証取得に向けたトレーニングを提供します。
  • 遊休荒廃地を日本ワインのためのブドウ畑に転換することが良質な草原を拡大することにつながることを、生態系調査により学術的に明らかにします。

生物資源のリスク評価

実績ハイライト

課題達成状況
持続可能な原料農産物の育種・展開および調達 対象となる事務用紙(コピー用紙、封筒、名刺等の印刷物)で、FSC認証紙または古紙に切り替えがほぼ完了しています。
パーム油では、RSPOのBook&Claimによる認証パーム油(一次原料、二次原料)の使用100%を継続しています。
植物大量増殖技術では、文部科学省による月面基地プロジェクトの「袋培養型技術を活用した病害虫フリーでかつ緊急時バックアップも可能な農場システムの研究」で、水を有効利用できる袋培養型技術の有用性が再確認されています。
フードウェイストでは、国内の削減目標を策定(2015年比、2020年に75%削減)し、再資源化を推進するとともに、国内飲料製品の賞味期限の「年月表示」などを継続して推進しています。
原料生産地の持続可能性 紅茶葉では、2013年よりスリランカの大農園のレインフォレスト・アライアンス認証取得支援を継続し、2019年末で87の大農園が取得済みです。これは、スリランカの認証取得済み大農園の約3割に相当します。2018年からは、小農園の認証取得支援を開始しています。
さらに、2020年からベトナムのコーヒー小農園へのレインフォレスト・アライアンス認証取得支援も開始しました。
日本ワインのためのブドウ畑の生態系調査では、遊休荒廃地を日本ワインのための草生栽培のブドウ畑にすることが良質な草原を再生・創出することにつながることが分かってきています。従業員や市民参加での植生再生活動も開始しています。

達成状況

取り組み

活動報告