3.3 生物資源の取り組みコーヒー農園

レインフォレスト・アライアンス認証取得支援

キリングループは、2020年からベトナムのコーヒー農園がレインフォレスト・アライアンス認証を取得する支援を開始し、2020年には約350農園、2021年にも追加で約350の小農園にトレーニング費用の支援を行っています。2013年よりスリランカの紅茶農園に対して行っている認証取得支援の知見を生かして活動をベトナムのコーヒー農園に広げるものです。
2019年にキリングループが輸入したコーヒー豆の約3割がベトナム産であり、「キリン ファイア」などに使用されています。一方、ベトナムのコーヒー農園の大半は小農園であり、適切な教育機会がないために、収量の減少に見舞われたり、不適切な化学肥料の使用を行っている農家が存在します。2019年に実施した2050年と2100年時点での気候変動影響についてのシナリオ分析では、コーヒー豆は多くの国・地域で収量に大きな影響を受けることもわかりました。2020年からはじめた認証取得支援は、生産地の小農園の持続可能性を高め、将来にわたり良質な原料を安定的に使用に寄与すると期待しています。

データ分析に基づいたトレーニング

新型コロナウイルス感染拡大によりベトナムでも厳格な外出禁止が求められた期間を活用し、オンラインで各小農園の収入と支出に占める化学肥料や農薬の割合、直射日光による土壌乾燥とコーヒーの木の消耗を防ぐ果樹などのシェードツリーの本数とその木から収穫した果物から得られる収益など、細かなデータを収集・分析を行いました。その上で実態にあった農家にとって納得性のあるプログラムを作成してトレーニングを行っています。

  • 図:ベトナムコーヒー小農園の収益構造

  • 図:ベトナムコーヒー小農園シェードツリーデータ