3.3 生物資源の取り組みその他の生態系保全活動

工場ビオトープでの固有種保護

キリンビール横浜工場では、生物多様性横浜行動計画「ヨコハマbプラン」に賛同して2012年夏にビオトープを整備しました。横浜工場は広域的な生態系ネットワークの一部を担い、全体として地域の生態系が豊かになるために取り組みを進めています。2020年は新型コロナウイルス感染拡大を受けて実施できませんでしたが、地域の自然を熟知したNPO法人鶴見川流域ネットワークと連携して2012年からは毎年春から秋にかけて「自然の恵みを感じるツアー」を毎週実施しています。
キリンビール神戸工場では、1997年に設けたビオトープで地域の絶滅危惧種カワバタモロコやトキソウなどを育成し、地域の絶滅危惧種を保護育成する”レフュジアビオトープ”として機能しています。
キリンビール岡山工場では、2005年から天然記念物のアユモドキの人工繁殖を進めてきました。関係者や地元小学校の協力で個体数も増えてきたことから、2016年にはビオトープに放流し、敷地内で飼育展示しています。

ブラックパンサー保護活動

絶滅したと考えられていたブラックパンサーが、2020年にスリランカの森の中で見つかりました。ブラックパンサーはIUCNのレッドリストに掲載されているスリランカ・レオパードの突然変異と言われています。キリンビバレッジはブラックパンサーの保護活動に資金援助をしています。

スリランカ小学校への図書寄贈

「キリン 午後の紅茶」発売20周年の翌年にあたる2007年より、スリランカの紅茶農園との結びつきをさらに深め、紅茶葉を安定してつくり続けていただくために「キリン スリランカフレンドシッププロジェクト」を始動させました。
スリランカでも、都市部と異なり茶の名産地があるような地方の学校は、日本では当たり前のように置かれている学級文庫や充実した図書室がないのが一般的です。キリングループでは、茶園で働いている方々のお子さんが通う小学校に良質な図書の寄贈活動を行い、子どもたちの学力向上や、将来への夢を描くお手伝いを続けています。すでに200校以上に寄贈し、今後も継続的に配布先の学校を増やしていく予定です。

ボルネオ緑の回廊支援自動販売機

キリンビバレッジは、ボルネオの生物多様性を保全する認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパンの「恩返しプロジェクト」に賛同し、この活動に寄付ができるボルネオ支援自動販売機を展開しています。
オフィスや学校、ビル、動物園、工事現場など日本全国で約200カ所に設置いただいています。

『国連食料システムサミット2021』

キリングループは、2021年9月に米国ニューヨークで開催される「国連食料システムサミット2021(FoodSystems Summit:FSS)」への支持の表明に向けてコミットメントを提出しました。今後、持続可能な食料システムの変革に貢献する取り組みを推進します。