[食領域]
遠野ホップ畑で小学生のみなさんとともに生きもの観察会を行いました
- 環境
2019年07月29日
2019年7月11日に、岩手県遠野市立土淵小学校3年生16名を招いて遠野のホップ畑で生きもの観察会を開催しました。2014年からの調査で、ホップ畑と防風林、下草の組み合わせがたくさんの生きものを育んでいることが分かりました。地元の小学生のみなさんに、ホップを栽培し続けることが里地里山を守るということを実感していただくために、毎年生きもの観察会を開催しています。今年で4年目。土淵小学校のみなさんたちを招いての観察会は、3回目となります。
開会式
生きもの観察会の会場は、松崎町高場地区にあるホップ畑。スクールバスでやってきた子どもたちの「よろしくお願いします」のあいさつの後は、遠野市プロジェクト担当部長の阿部様の開会の挨拶。その後、専門家にバトンタッチして観察会開始です。
生きもの観察会
専門家の指導の下で、4つのチームに分かれてホップ畑の中で生きものを探す競争がスタート。子どもたちは、物おじせずに昆虫やカエルを捕まえていきます。女王蜂が巣を作っている珍しい姿や青大将(ヘビ。毒はありません)も見ることができました。優勝チームは10種類の生きものを見つけることができました。捕まえた昆虫たちはホップ畑とその周辺に返します。
小川での観察会
次はホップ畑の奥にある沢で、水に住む生きものの観察会です。オニヤンマのヤゴや大きなカエルを見つけることができました。
閉会
無事、観察会が終了しました。記念撮影の後は、綺麗なホップ畑の中を歩いて戻ります。
今年もたくさんの生きものを見つけることができました。土淵小学校のみなさんも、遠野のホップ畑が多様な生きものを育み、遠野の美しい景色の中でかけがいのないものであることを実感することができたと思います。
※所属(内容)は掲載当時のものになります。