品質マネジメント

キリングループ グローバル品質マネジメントの原則

キリングループでは「キリングループ品質方針」「行動宣言」をグループ全体で具現化し、高水準の品質マネジメントを行うためキリンホールディングス(株)品質保証部が「キリングループ グローバル品質マネジメントの原則」(KGQMP)を制定し、国内外のグループ会社での運用を進めています。この原則は、原材料調達から開発、製造、物流を通じてお客様/患者さんに商品・サービスをお届けするまでのバリューチェーン全体において、キリングループが大切にする品質マネジメントのエッセンスです。その考え方をグループ各社の品質マネジメントシステムに反映し、確かな品質の商品・サービスへとつなげています。

キリングループの品質方針と行動宣言を示す三角ピラミッド図。ピラミッド上部に赤い帯で「キリングループ 品質方針・行動指針」と書かれ、その下に中央に白抜き赤背景で「KGQMP」のラベル。上段には「キリングループとして大切にする品質マネジメントの原則」「グループ会社の多様な事業特性や地域性及びそのニーズに対応」の説明。ピラミッド下部は薄いオレンジ色で「各社個別に定める品質マネジメントのルール」と表記。左側に矢印で「キリングループ共通のルール」から「各社個別のルール」。

キリングループ グローバル品質マネジメントの原則 ※一部抜粋

  • 品質マネジメントシステムの構築と継続的改善
  • 品質総括責任者の任用
  • 必要な資源の確保
  • 法令遵守
  • 品質リスクマネジメント
  • 原材料の安全性確保
  • 業務委託先の管理
  • お客様とのコミュニケーション
  • ライセンス供与時の品質要求

品質保証のガバナンス体制

キリングループ各社は、「キリングループ品質方針」「行動宣言」、それらを具現化する「キリングループグローバル品質マネジメントの原則」に基づき、自律的な品質保証活動を実行しています。

各社における自律的な品質保証活動の促進のため、キリンホールディングス(株)品質保証部では年度ごとに主要グループ会社との品質保証に関する個別対話を通じた状況把握を行っています。各社の状況は、必要に応じグループ経営戦略会議による討議を経て、毎年取締役会に報告されています。様々な領域やエリアにまたがる品質保証状況の把握にあたり、グループ各社共通指標と個別指標をそれぞれ設け、グループ全体だけでなく各社固有の状況も把握可能な仕組みを構築しています。

キリンホールディングスの品質保証のガバナンス体制を示す図。最上部に「取締役会」「グループ経営戦略会議」「品質保証部(責任者:品質保証統括役員)」が縦に配置されている。下段には4つの事業区分が横並びで示され、左から「酒類」「飲料」「ヘルスサイエンス」「医薬」。酒類にはキリンビール、メルシャン、Lion、Four Roses Distillery、New Belgium Brewing。飲料にはキリンビバレッジ、Interfood、Coca-Cola Beverages Northeast(CCBN)。ヘルスサイエンスにはキリンホールディングス(事業部門)、ファンケル、協和発酵バイオ、小岩井乳業、Cowellnex(コウェルネクス)、Blackmores。医薬には協和キリンが属している。

品質・食品安全マネジメントシステム認証取得一覧

製造工場では、GFSI承認国際認証である食品安全マネジメントシステムやISO22000などを取得・運用することにより、安全な商品の提供に努めています。グループ全体では、これらの規格の取得割合100%達成を目指しています。

品質マネジメントシステム、食品安全マネジメントシステムの維持にあたっては、外部の認証機関による年1回の更新審査または維持審査を受審し、システムの有効性を確実にしています。

また、キリンホールディングス(株)品質保証部による横串機能として、グループ事業会社の品質内部監査も定期的に実施しています。

  • GFSI(Global Food Safety Initiative)は、フードサプライチェーンを構成する食品事業者、食品規格に係る国際機関、認証機関、学術機関など、食品安全の専門家が集まり、世界規模で食品安全を改善する活動に取り組んでいる非営利団体です。GFSIの運営母体は、CGF(The Consumer Goods Forum)です。
    引用:GFSI グローバル・フード・セーフティー・イニシアチブ
    https://www.theconsumergoodsforum.com/jp/gfsi_japan/ 別ウィンドウで開く

主要生産拠点における主な認証取得状況

2026年2月1日時点

事業会社名 品質マネジメントシステムに関する認証 食品安全マネジメントシステムに関する認証
認証名 認証名 取得拠点数/主な生産拠点数
キリンビール株式会社 ISO9001(本社部門) FSSC22000 11/11
メルシャン株式会社 ISO9001(本社部門) FSSC22000 2/2
Lion Pty Ltd 別ウィンドウで開く FSSC22000 5/6
Four Roses Distillery, LLC 別ウィンドウで開く SQF 1/1
New Belgium Brewing Company, Inc. 別ウィンドウで開く FSSC22000 1/4
未取得の3拠点は2026年末までに取得予定
キリンビバレッジ株式会社 ISO9001(本社部門) FSSC22000 3/3
Interfood Shareholding Company (ベトナムキリンビバレッジの拠点を含む) 別ウィンドウで開く ISO9001(生産拠点) ISO22000 2/2
Coca-Cola Beverages Northeast, Inc. 別ウィンドウで開く ISO9001(生産拠点) FSSC22000 2/2
株式会社ファンケル 別ウィンドウで開く FSSC22000 2/4
未取得の2拠点は2026年末までに取得予定
協和発酵バイオ株式会社 別ウィンドウで開く FSSC22000 1/1
小岩井乳業株式会社 別ウィンドウで開く JFS-C 2/2
Blackmores Limited 別ウィンドウで開く SQF 2/2

商品・サービスの安全・安心に関わる事故が発生した場合の対応

キリングループでは、品質事故が発生した場合、「グループクライシス管理マニュアル」に従ってお客様/患者さんの安全(健康)を第一に対応を行っていきます。

対策本部を設置し、社長、担当役員等を含めた社内の報告・共有を速やかに行うと同時に、被害の拡大防止のため必要な情報を社外(お客様/患者さん・監督官庁等)にも報告・公開します。

対策本部を中心に、グループリスク・コンプライアンス委員会、関係部署と連携し、状況把握、分析、最悪シナリオに基づく対応方針を検討し、対策を実施します。同様な品質事故が二度と起こらないよう、再発防止のための仕組みを構築しています。

教育プログラム

キリンホールディングス(株)品質保証部が主管となり、毎年定期的に品質に関連する教育プログラムを実施しています。

教育プログラム 内容 時期 対象者 直近3年の開講実績
2023年 2024年 2025年
グループ品質月間における品質保証担当役員メッセージ発信 社内イントラネットに品質保証担当役員のメッセージを掲載、品質に対する意識を高める 毎年11月 キリングループ全従業員
品質研修 品質の重要性を理解し、一人一人が品質の担い手であることを自覚する 毎年11月 国内キリングループ全従業員
入社時 国内新入社員
毎年4~7月 国内新任経営職
毎年6月 新任上級経営職(2025年より新規導入) - -
機能をうたう食品に関する広告・表示研修 機能性食品に関するパッケージ表示、各種広告類のルールについて学ぶ 毎年5~6月 国内キリングループ全従業員

キリングループは、国内のグループ会社に在籍する主に技術系人財を対象とした教育研修の専門組織として、ものづくり人財開発センターを保有しています。当該センターでは各種スキル習得、過去の重大品質事故伝承などの様々な講座を開講しています。

品質関連の主なプログラム名 内容 直近3年の開講実績
2023年 2024年 2025年
内部監査員養成講座 (ISO9001、FSSC22000) 規格基準を理解し、職場の内部品質監査実行可能なスキルを学ぶ
HACCP講座 FSSC22000の基礎となるHACCPの仕組みの理解促進を図る
重大品質事故伝承講座 過去の重大品質事故事例を学び、品質事故の再発防止、未然防止を徹底する
キリンの安全・安心の実現 キリンの安全・安心活動の理解を深める