2027年に向けた事業領域別戦略

各事業のステージに合わせて適切にリソースを配分し、最適な事業ポートフォリオで持続的な成長を目指します。

酒類・飲料事業

今後のセグメント事業利益年平均成長 1桁半ば%

注力分野

おいしさや健康、共感など、お客様のニーズを捉えた商品開発とマーケティングをさらに進化させ、ブランド力を向上しながら価格戦略を実行する

  • 価格改定・ミックス改善で着実に単価を向上させる
  • 事業利益率の向上、EPS貢献の安定成長

2024年までの取り組み

  • お客様ニーズを捉えた商品開発と主力ブランドの強化
  • ヘルスサイエンス飲料に関する商品ポートフォリオの継続的な拡大
  • 差別化できるプレミアム商品の拡充(日本から海外へのブランド展開含む)
  • 設備投資やデジタル化によるサプライチェーンの生産性向上

2027年に向けた取り組み

  • 狭義ビールをはじめとした収益性の高いカテゴリーや商品を強化し、市場に対するアウトパフォームを実現
  • 豪州・北米におけるRTDカテゴリー強化による収益性の向上
  • 収益性の高いヘルスサイエンス飲料などの成長加速による利益率の向上
  • 北米の消費環境に応じた価格マネジメントとオペレーションの最適化

医薬事業

今後のセグメント事業利益年平均成長 1桁半ば%

注力分野

  • グローバル戦略品の着実な成長と、将来の成長に向けた積極的な研究開発投資を継続し、Life-changingな価値を継続的に創出する

2024年までの取り組み

  • グローバル戦略品の成長
  • KHK4083(アトピー性皮膚炎)のPh3臨床試験が開始
  • さらなる開発パイプライン拡充に向けた投資の継続

2027年に向けた取り組み

  • グローバル戦略品の継続的な成長
  • KHK4083(アトピー性皮膚炎)の2026年の承認申請に向けた取り組みの実行
  • ziftomenibの米国における承認申請および臨床試験の推進

ヘルスサイエンス事業

2027年のセグメント事業利益水準 180-200億円

注力分野

  • 展開するエリアでの各ブランドの取り組みにより、市場成長を上回る成長を実現する

2024年までの取り組み

  • ブラックモアズ(Blackmores)やファンケルの獲得。
    日本、アジア・パシフィックにおける成長戦略の策定
  • 協和発酵バイオのアミノ酸事業等の譲渡合意
  • プラズマ乳酸菌事業の拡大

2027年に向けた取り組み

  • ブラックモアズ・ファンケルそれぞれの事業成長の実現、および計画通りの統合によるコストシナジーの実現
  • キリンホールディングスとファンケルによる内外美容の新価値創造事例創出に向けた戦略、実行計画の策定
  • プラズマ乳酸菌の2025年黒字化に向けた素材の高付加価値化と国内外展開の拡大
  • 協和発酵バイオのアミノ酸事業等の2025年内の譲渡
ヘルスサイエンス戦略担当役員メッセージ キリンホールディングス株式会社 取締役常務執行役員 𠮷村 透留
ヘルスサイエンス戦略担当役員メッセージ

世界的に高まりを見せる健康課題を解決し、アジア・パシフィック最大級のヘルスサイエンスカンパニーを目指す