価値創造を加速するICT

社会の情報化やデジタル技術がもたらす環境変化において、人々の価値観やライフスタイルの多様化が急速に進んでいます。
この変化の激しい時代において、継続的にお客様と社会のニーズに応えていくためには、ICTを活用した企業としての積極的な変化が必要不可欠です。キリングループでは、長期経営構想「KV2027」においてイノベーションを加速する4つの組織機能うちの一つとして「価値創造を加速するICT」を掲げており、グループ全体のあらゆる領域に対するICTの活用を戦略的に推進することで、業務プロセスの再構築による徹底的な効率化と、ビジネスのバリューアップやお客様への新たな価値創造を実現していきます。

  • 価値創造を加速するICTの図

既存ビジネスの変革

キリングループでは業務プロセスの抜本的見直しや、部門横断でのプロセス改革においてICT活用を推進し、現状の経営課題・事業課題の解決と、業務効率性の大幅な向上とビジネスへの価値付与に取り組んでいます。例えば大きな社会課題に直面しているSCM領域においては、生産から物流で発生し得る様々な条件を仮想的にシミュレーションできる仕組みをICTによって整備しました。一元化された製造・保管・輸送のコストや能力のデータと、将来の目標や需要の変化を連動させ、「製造能力の増強と生産体制の組み替え」、「輸送・荷捌・保管能力の増強」など様々な戦略的仮説を定量的に評価・検討することで、将来の環境変化を踏まえた「最適生産・物流体制」をデザインしていきます。

新規ビジネスの創造

これまでとは異なる新たなビジネスにおいては、より魅力的な価値をお客様にご提供するためにICTを活用していきます。キリンビールが展開している「KIRIN Home Tap(キリン ホームタップ)」は、生ビールサーバーの本格的なおいしさをご自宅で味わうことのできる新たな会員制サービスです。お客様に直接商品をお届けするDtoCビジネスであることが最大の特徴で、入会の手続きから商品の選択、入会以降のコミュニケーションは全てデジタルで完結します。お客様一人ひとりのニーズに応え、よりご満足いただけるようなサービスの展開を、ICTの活用を通じて加速させていきます。

デジタルICT人材の強化

ICT活用を更に推し進めるためには、その担い手となる人材が必要です。現在グループでは約30件の変革プロジェクトを企画・推進していますが、今後更なる拡大・深化を図るため、人材の獲得・育成を進めています。人材の獲得では、ICTのバックグラウンドをもつ学生に向けた採用コース設置や、キャリア採用によって幅広い業界の多様な⼈材を迎え入れています。また人材の育成については、社内の人材が必要な技術能力を自ら発見・習得できるトレーニングプログラムを整備しています。将来的には国内でICT に関わる人員数を現在の約3倍に増員し、グループ全体のあらゆる領域において価値創造が実現できる体制を構築します。

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