確かな価値を生む技術力

ビールづくりから始まったキリンの技術力

キリンの技術力の原点はビールづくりです。おいしいビールをつくるには、「良質な原料」と「最適な醸造」は欠かせません。これらを究める中で、原料を扱う技術や、発酵・培養を制御する技術が培われました。また、ビールのおいしさを保ったままお客様に届けるために、包装や容器、充填などのパッケージング技術が磨かれました。さらに、ビールを安定的に大量生産するために、製造設備を構築するエンジニアリング技術が培われました。

  • 図:ビール作りから始まったキリンの技術力

発酵・バイオテクノロジー

  • 図:発酵・バイオテクノロジー

原料を扱う技術の開発は、ビールに使われるホップや麦芽から始まりました。得られた知見や研究成果は、事業の拡大に伴ってワイン事業におけるブドウ、飲料事業における茶葉、コーヒー豆などへと応用されました。現在では、さまざまな原料に含まれる健康機能性成分を引き出し、健康課題を解決する技術へと発展しています。
また、同様にビール醸造から生まれた発酵・培養を制御する技術は、バイオテクノロジーとの融合によって、乳酸菌をはじめとするさまざまな微生物の培養に応用され、ヘルスサイエンス領域における 様々な有用物質(機能性物質)の発見、抽出に繋がっています。さらに、医薬事業における動物細胞やヒト細胞の培養にも活用され、グループの技術力の基盤となっています。

R&D

キリングループの研究開発の中核がR&D本部です。お客様や社会がワクワクするような、イノベーションを創出する研究開発に取り組んでいます。

パッケージング

つくられたビールや飲料を、製造・物流工程や店頭での外部衝撃、気温変化、異物混入などから守るため、包装と容器、充填の技術が培われました。強度を確保しながら資源の使用量を削減する容器や、ビールのあたらしい飲み方を実現するサーバーなどイノベーションの実績を積み重ね、あらゆる事業領域に貢献しています。さらに、近年ではプラスチック容器による海洋汚染などパッケージを取り巻く社会課題の解決を目指し、あらたな技術の獲得を進めています。

エンジニアリング

メーカーとして製造設備は必須基盤であり、確かな品質の商品を高効率に生産可能で、環境や働く人に優しい製造設備を迅速に実現するエンジニアリング力は非常に重要です。キリングループでは、各事業会社内にエンジニアリング組織を配置し、製造プロセス・生産技術・保全技術を熟知したエンジニアが製造設備を確実に支えています。さらに、ビール・飲料・医薬品等の工場建設を専門とする総合エンジニアリング会社であるキリンエンジニアリング(株)をグループ内に保有して国内外グループ各社の大規模な製造設備新増設・改造を機動的に行っています。このエンジニアリング組織力や、様々な事業のエンジニアリングを自ら行うことで培われた設備づくりのノウハウと技術力は、キリングループの強みであり、食から医にわたる事業領域の成長・展開を支えています。

トピックス

ミャンマー・ブルワリーの高効率生産設備建設

キリングループは、2015年、ミャンマー最大のビール会社ミャンマー・ブルワリー(MBL)をグループに加えました。ミャンマーで約80%の圧倒的シェアをもつMBLですが、急拡大する同国ビール市場には大手グローバル企業も参入しており、競争は激化しています。今後も市場での確固たるポジションを維持していくために、キリングループは国内外の事業で培った経験・ノウハウを活かし、商品開発、マーケティング、生産、調達など、MBLの各機能の強化を支援しています。

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