0.1 適正飲酒啓発と次世代へのお酒の文化継承

コミットメント

地域の課題に応じて、アルコールの有害な摂取の根絶に向けて取り組みます。酒類のカテゴリーごとに、ノンアルコール・低アルコール商品の開発や認知向上に努めます。

アプローチ

  • 適正飲酒や飲酒マナーの啓発を、地域の課題に応じて実行します。
  • ノンアルコール、低アルコール商品の開発を強化し、お客様の選択の幅を拡げます。
  • ワンドリンクごとのアルコール摂取量のラベル表示を行い、お客様の適正な飲酒習慣をサポートします。
  • 0.1 適正飲酒啓発と次世代へのお酒の文化継承

関連するSDGs
  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
成果指標

① 適正飲酒啓発プログラム・飲酒マナー広告などの参加数、閲覧数
② ノンアルコール・低アルコール販売数量の拡大
③ 1本当たりの純アルコール量のラベル表示構成比
※キリンビール、メルシャン、ライオン、ミャンマーブルワリー

成果指標 目標値(2021年)

100 万人

キリンビール

115 %
(18年比)

メルシャン

105 %
(18年比)

ライオン
②Mid Strength以下の現行の高い水準を維持する

キリンビール
③ 27年

100 %※1
(24年までに表示開始)

ミャンマー
ブルワリー

20 %

ライオン

100 %

  1. 対象は、ビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル)及びRTDの350ml缶、500ml缶

責任あるマーケティング活動

キリングループでは酒類を扱う企業の社会的責任を自覚し、節度ある広告活動を行うことを目的に、20歳未満の人への広告制限や広告表現の制限を行っています。広告宣伝に関する業界自主規準より厳しいキリン独自の広告倫理規定を設け、社会情勢に合わせて見直しを加え、強化・改定に取り組んでいます。2014年に施行された「アルコール健康障害対策基本法」に基づき、不適切な飲酒の誘引防止に向けた自主的な取り組みとして、テレビ広告で使用するタレントの年齢を25歳以上に引き上げることや、テレビ広告の飲酒表現で、喉元を強調したり喉元を通る「ゴクゴク」等の効果音を使わないことを自主規準に盛り込み、業界全体で実践しています。

また、テレビ、新聞、雑誌、WEB、SNS、交通広告、POPなどすべての広告発信内容を事前に確認するため、広告倫理のチェックシステム体制を整えています。専任の広告倫理委員による日々の厳しいチェックや定期的に開催される広告倫理委員会により、徹底した運用を推進しています。
アルコール関連問題の観点からは、専門組織としてCSV戦略部の中にARP担当を設け、広告表示や注意表記、広告表現を厳しくチェックし、不適切なマーケティング活動を未然に防止する役割を担っているほか、社内外への適正飲酒の啓発活動を行っています。

すべての酒類容器に、20歳未満飲酒および妊娠中・授乳期の飲酒を防止するため、「妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。飲酒は20歳になってから。」の注意表記を記載しています。
また、清涼飲料との誤認防止のため、お客様の認識しやすい場所に「酒マーク」(円形の中にふりがな付の「お酒」という文字)を表示しています。
さらに、缶蓋には点字で「おさけ」の表示も行っています。
缶チューハイについては、果物の図柄の入ったパッケージデザインがお客様に果実飲料と誤認されないよう、20歳未満飲酒と妊産婦飲酒防止表示を2か所に記載し、問題飲酒根絶に向け徹底した対策に努めています。

  • アルコール10度未満の酒類の全ての缶容器と300ml以下の缶以外の容器に表示

2015年よりホームページの酒類に関する情報のページへのアクセスについて、20歳以上であることを確認するため、「はい」・「いいえ」で答える年齢認証ゲートを設けました。
さらに2019年5月には20歳未満飲酒の防止を強化することを目的に、仕様を変更して「生年(西暦)」を入力し、20歳未満と確認された場合、20歳未満の方は「お酒のページ」を見ることができないことを伝えるページ(20歳未満飲酒防止ページ)に遷移する仕組みとしました。また、20歳未満と確認された方が再度年齢認証ページにアクセスした場合、20歳未満飲酒防止ページへ自動遷移します。

生年のみで20歳以上の判断ができない場合は月日も入力いただきます。

アルコールの有害摂取根絶に向けた取組みの一環として、当社が国内で販売する主なアルコール商品に含まれる純アルコール量(g)を2021年5月より、該当商品を紹介するホームページの栄養成分一覧の中に表示しています。お客さまの体質やその日の体調に合わせ、ご自身に適したアルコール商品を選択していただくための目安となります。

キリングループは、業界団体や医学協会など関連団体と連携して、適正飲酒に向けた各種啓発活動を実施するほか、自主規準の強化・改定を行い、責任あるマーケティング活動の推進に努めています。

ビール酒造組合

キリンビールをはじめとするビール会社5社で昭和28年に設立された特別認可法人であるビール酒造組合では、不適切な飲酒の誘引防止・改善に向けた自主的な活動に取り組んでいます。未成年者の飲酒防止や女性にとっての適正な飲酒のあり方など、正しい知識の普及のほか、ビール酒税の適正化、環境美化・省資源の推進、国内外のビール醸造組織との協働を目的に活動しています。

日本洋酒酒造組合

昭和28年に「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」により設立された法人で、ウイスキー、ブランデー、スピリッツ、リキュール、甘味果実酒及び雑酒(性状がみりんに類似するもの)の製造者によって組織されています。キリンは本組合の一員として、酒類と健康の問題をはじめ、アルコールに関連する社会的問題に対する取り組みのほか、容器のリサイクル等、環境を守るための運動にも参加しています。

公益社団法人 アルコール健康医学協会

昭和55年に設立された厚生労働省と財務省共管の社団法人で、適正飲酒の普及啓発を目的として機関誌・情報誌の刊行、講演会の開催、ビデオ等の配布やポスター作成のほか、アルコール飲料と健康に関する調査・研究を行っています。キリンを含む酒類企業各社は同協会と連携してアルコール問題に関する情報誌を年3回発行しています。

IARD(International Alliance for Responsible Drinking)

世界的な課題としてのアルコール関連問題に対応するため、キリンホールディングスは、世界の主要酒類メーカーが参画する国際 NPO組織「IARD」に加盟し、適正飲酒の推進と有害飲酒の低減をグローバルレベルで実現するための共同声明「業界コミットメント」を、グループの主要な事業地域において2013年から推進しています。

適正飲酒啓発への取り組み

絵でよむ、お酒と人の身近な話

お酒って何だろう?絵とストーリーを読み進めながら、お酒と人とのかかわりについて考えるコンテンツです。

  • 絵でよむ、お酒と人の身近な話

飲酒状態セルフチェック

今日飲んだお酒は適量?現在の飲み方に問題は?
アルコール摂取量や飲酒習慣をセルフチェックしてみましょう。
お酒と健康についての理解度を確認するテストもご用意しています。

  • 飲酒状態セルフチェック

動画で見る適正飲酒

アルコールの有害摂取によって生じるリスクや正しい飲酒マナー、「スロードリンク」の大切さを伝えるキリンオリジナルの動画広告を制作しています。

日本におけるその他の取り組み

飲酒のリスクを伝え注意を促す啓発マナー広告をはじめ、アルコール関連問題解決に向けたさまざまな適正飲酒啓発活動をご紹介します。
またキリングループおよび関連団体が作成した、お酒の正しい飲み方や付き合い方に関する啓発教材もご用意していますので、ぜひご活用ください。

  • 日本におけるその他の取り組み

海外の事業会社による取り組み

LIONおよびMyanmar Brewery(MBL)では、容器に純アルコール量を表示して飲酒量に関する情報を伝え、啓発プログラムを通じて適正飲酒を考える機会を提供しています。

  • 海外の事業会社による取り組み

ノンアルコール・低アルコールの販売数量の拡大

ノンアルコール飲料推進の取り組み

アルコールの過剰摂取は生活習慣病など健康に悪影響を及ぼす原因となります。キリングループでは、アルコールは全く含まない味わい豊かな商品を開発し、お客様に提供することで、アルコールの影響を気にせずに楽しめる生活に貢献しています。体をいたわって休肝日を設ける時や宴席でのチェイサー代わりに飲用するなど、ノンアルコール飲料があることで、アルコールと上手に付き合うことができます。2019年10月には、気になるお腹まわりの脂肪を減らすという機能性を加えたノンアルコール・ビールテイスト飲料の「キリン カラダFREE(フリー)」を発売しました。ビールテイストを楽しみながら、健康にも気遣い、味覚と健康の両立という要請に応えた機能性表示食品です。
また、ドライバーなど飲みたいけれど飲めない人に対してもおすすめできます。 キリンビールは飲酒運転根絶に向けた取り組みの一つとして、「ハンドルキーパー運動」を支援しており、ノンアルコールビールテイスト飲料の「キリン零ICHI」の容器上にハンドルキーパーマークを入れ、ハンドルキーパーの認知向上にも努めています。
ノンアルコール商品については味わいが酒類に類似していることから、満20歳以上の方の飲用を想定して開発しており、今後もさらに拡大を図っていきます。

  • ノンアルコール・低アルコールの販売数量の拡大

キリングループのノンアルコール飲料

ノンアルコールビールテイスト飲料
ノンアルコールチューハイ
メルシャンフリースパークリング
  • キリン 零ICHI(ゼロイチ)

  • キリン 零ICHI(ゼロイチ)

  • キリン カラダFREE

  • ハンドルキーパー運動

  • 休肝日はゼロイチで乾杯

1本あたりの純アルコール量のラベル表示

LIONおよびMBLでの取り組み

LIONおよびMBLでは、1本あたりのアルコール含有量をシンボル化して商品ラベルに印刷し、お客様が自身の摂取量を把握し、節度ある飲酒を心がけることができるよう促しています。

  • LIONおよびMBLでの取り組み

トピックス

多様なノンアルコールビールの開発で健康で心豊かな生活の実現に貢献する

キリンビールは、2009年に世界初のアルコール0.00%ビールテイスト飲料「キリン フリー」を完成させました。この商品は発売直後から市場の高い評価を獲得して、それまでカテゴリー全体で年間約250万ケース程度だった市場で年間約400万ケースを販売し、「アルコール0.00%」という新たな市場を創出しました。さらに高速道路SAでのプロモーションや警察との連携による飲酒運転根絶イベントなどを通して、社会問題の解決に貢献することができました。

  • 多様なノンアルコールビールの開発で健康で心豊かな生活の実現に貢献する

豪州で人々のつながりを生む飲酒文化を醸成する

アルコールは、多くの人に楽しみや潤いのある豊かな暮らしをもたらします。しかし、適量で節度ある飲酒を心がけなければ、アルコールは有害にもなります。
そこで、キリングループは、事業を展開するすべての地域において、不適切な飲酒の根絶に向けた「Zero Harmful Drinking」プロジェクトを推進しています。このプロジェクトでは、それぞれの地域の価値観を理解し尊重しながら、各地域に合った適正飲酒の啓発を進めることで、持続可能で節度ある飲酒文化の醸成を目指しています。
ここでは、豪州ライオンが推進している適正飲酒の啓発活動を紹介します。

  • 豪州で人々のつながりを生む飲酒文化を醸成する

キリングループが社会的価値を創造・共有する取り組みをご紹介しています