国連大学キリンフェローシップ卒業生

ヒンさん(Hoang Thi Minh Hien)ベトナム出身

研究テーマ 食生活における脂質代謝に関する研究

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ゴマにふくまれるセサミンと魚油の活性化の確認実験をしているところです。栄養化学研究所では、ヒトの食生活における脂質摂取改善のために、脂質を下げ肥満の抑制につながるような成分を研究しています。帰国後は、ベトナムで行っていた海草の研究をさらに進めてゆく予定です。

チャルワンさん(Charuwan Bangwaek)中国出身

研究テーマ 近赤外分光法による貯蔵米の品質高速評価

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非破壊評価研究室で、「近赤外分光法」を使った貯蔵米中の分析に取り組んでいます。化学薬品を使わなくても、高速・高精度で果物の甘さを図ったり、農薬が残っているかどうかを分析することができるので、この技術の習得によって、食品の品質管理、工程管理への応用が期待されています。

ヤスミンさん(Mahmuda Yasmin)バングラデシュ出身

研究テーマ 食品安全性における汚染病原菌に関する研究

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現在バングラデシュでは、応用微生物に関する技術開発が進んでおり、食品総合研究所では食品衛生対策チームに参加して、食品の安全性について研究しています。食中毒菌の操作技術を習得することによりより研究の据野を拡げ、帰国後の学生たちの指導にも役立てられます。

ジアンさん(Jiang Weih)中国出身

研究テーマ タンパク質、ペプチドの構造と分子機能に関する研究

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中国南部をはじめ熱帯に生息するカビの毒素アフラトキシンは、自然界では最も発がん性が高いといわれるほど強力な毒素です。現在アジア諸国では食品検査が十分に行われておらず、その対策が重要な問題となっています。細胞機能研究室では、その研究をさらに深めるために、基礎的な技術向上と知識習得に取り組んでいます。

レディさん(Poluru Venkata Rami Reddy)インド出身

研究テーマ 食品害虫管理に関する研究

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インドや熱帯諸国では、豆類の中期/長期保存のために害虫対策は必要不可欠です。ここでは電磁波情報工学研究室に在籍し、品質維持のための害虫駆除方法を学んでいます。また、食品および環境における安全性を重視する立場から、化学薬品を用いない害虫管理方法の確立を目指しています。