とらふぐ&お茶でじもとを盛り上げるアイデアは?

  • とらふぐ&お茶でじもとを盛り上げるアイデアは?

「KIRIN じもとキッチン」は日本全国の"じもと"を応援したいという想いから始まりました。生まれ育った場所だけではなく、思い入れのある場所もじもとかもしれません。イベントではトークやワークショップを中心に、じもとを元気にするアイデアを飲んだり食べたりしながら参加者みんなでワイワイと考えます。

第二回目の舞台は長崎県佐世保市。つい佐世保バーガーなどが頭に浮かんでしまいますが、実は隠れた名産品があるのは、ご存知でしたか?それが「九十九島(くじゅうくしま)とらふぐ」と「世知原(せちばる)茶」です。今回はそれぞれの生産に携わるみなさんを都内にお呼びして、現地の生の声を聞きながら、じもとを盛り上げるためのヒントを探っていきます。

自分をキッチンツールに例えると?
今回も個性豊かな佐世保応援団が集まりました。

まずは参加者全員ではじめましての自己紹介。「自分をキッチンツールに例えると?」というお題でアイスブレイクを行いました。選ぶキッチンツールはこちらの4つ。

①ナイフ/包丁  ②カッティングボード(まな板)  ③鍋  ④ミキサー

ツールを選んだ理由を聞くと、相手の人柄が垣間見えて、すこしずつ緊張がほぐれていきます。また、参加動機の話では、「佐世保に興味がありました。」「じもとキッチンの活動が気になっていました。」など、地域や食に興味のある個性豊かなメンバーが揃いました。

  • 九十九島漁業協同組合 総務・指導部 部長 山村 高義さん、有限会社前田製茶 専務取締役 前田 晃宏さん

  • 佐世保Only One つくる協議会 代表 廣部 慧さん

  • これまでの取り組み

全国上位の輝かしい実績の裏にある困りごと。
みんなで佐世保の食のあり方を考えよう。

ユニークな自己紹介で会場が和んだところで佐世保の食に携わる3名のゲストによるインスピレーショントークへ。九十九島とらふぐと世知原茶の魅力、そして現状と課題についてお話していただきました。

九十九島とらふぐ:九十九島漁業協同組合 山村さん

  1. 長崎県はふぐ養殖生産量で全国第一位(2015年)を誇り、また九十九島とらふぐというブランドがあるにも関わらず、一般家庭において馴染みが少ない。
  2. ふぐの管理が難しく、また販売価格の変動が激しいため、安定した事業運営が難しい。
  3. 佐世保や長崎の人々の食生活でもっと身近な存在となるにはどうしたら良いか。食べ方や販売方法を始め、頭を悩ませている。

世知原茶:有限会社 前田製茶 前田さん

  1. 世知原茶も2017年の全国茶品評会審査会で全国第二位を獲得するなど高い品質を誇る一方で、まだまだ認知度が低い。
  2. 最近では後継ぎ不足や収穫量の減少といった問題を抱えており、未来に世知原茶を残していく打開策が必要。
  3. お茶を飲む機会自体が減っている中で、まずは認知度を上げるためにも、新しいライフスタイルにあった飲み方の提案ができないか考えている。

どちらも素晴らしい実績のある、まさに佐世保が誇る“食財”ですが、食卓に並ぶ機会の低下や認知度不足など、それぞれに直面する課題がありそうです。
また前田さんには世知原茶の美味しい入れ方や飲み方についてデモンストレーションを交えながら説明をしていただきました。

  • アイデアシート

  • アイデアシート

今すぐやってみたい?!
佐世保の"新しいおいしい"を実現するアイデアを発表!

インスピレーショントークの話題を参考に、食材ごとにチームで分かれて、佐世保の食を盛り上げるアイデアを考えていきます。今回考えたのは、以下のテーマ。

今回のテーマ

  • 九十九島とらふぐ:九十九島とらふぐを、佐世保のソウルフードにするには?
  • 世知原茶:世界が驚く"世知原"スタイルとは?

発表では、ブランド名や、自治体名を変えてしまおう!というものから、佐世保の伝統工芸品である三川内焼とコラボしよう!というものまで。「実際に実現に向けて取り組みたいです。」とゲストのお三方も太鼓判のユニークなアイデアが続々と出てきました。

九十九島とらふぐを食べ尽くす!
世知原茶とのコラボメニューも!

素敵なアイデアを出し合った後は、待ちに待った懇親会。まずは豪華ふぐ料理のフルコース!てっさ、てっちりはもちろん、骨の周りが一番おいしいと言われるアラ身の塩焼き、ふぐの天ぷらまで。
そして今回ならではの特別メニューは、九十九島とらふぐ&世知原茶のコラボお茶漬けと、「お茶×ビール」の世知原ピルスナー。佐世保のおいしいを心ゆくまでおなかで受け止めた贅沢なひとときでした。

  • アクションシート

佐世保がみんなのじもとになっていきますように。

最後に、この会に参加したことをきっかけに、明日からしようと思ったアクションを書いてもらいました。本イベントを通して、都心から佐世保を盛り上げていくきっかけになるよう、引き続き佐世保応援団を中心に盛り上げていきます。また今回参加できなかった方も、ぜひ佐世保の魅力を覗いてみてください。

させぼ通信

  • 新しい

第二回目は長崎県佐世保市を舞台に、じもとの食をさらに元気にするアイデアを考えました。今後も都市と地方の架け橋になり、様々な地域の応援団をつくるために「KIRIN じもとキッチン」は取り組んでまいります。次回もみなさまのご参加、お待ちしております!