3年ぶりの会場でのキリン・スクール・チャレンジを開催しました。

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2023年04月17日

  • 3年ぶりの会場でのキリン・スクール・チャレンジを開催しました。

(聖心女子大学4号館の入り口にある田窪恭治さんの作品「黄金の林檎」の前で撮影したFSCチーム参加者の皆さん)

2023年3月に「つながっている、わたしたちと世界」をテーマに中高生が議論して同世代に伝えていくワークショップ「キリン・スクール・チャレンジ」を開催しました。
今回もテーマは、「FSC®」と「レインフォレスト・アライアンス」。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてキリン・スクール・チャレンジもオンラインでン開催が続きましたが、今回からはどちらも会場開催です。

<FSC® ワークショップ(2023年3月29日(水)>

9時30分 受付開始

開場である東京広尾駅すぐの聖心女子大学ブリット記念ホールに26名の中高生が集まりました。東京開催だったにも関わらず、今回は滋賀のエコクラブの皆さんにも多数参加いただき、関西弁も飛び交って和やかな雰囲気でワークショップが始まりました。
キリングループは、2020年末までに国内飲料会社の紙容器をすべてFSC認証紙に切り替えています。このワークショップでは、キリンの事例とともに、FSCジャパンの皆さんにも参加いただき、持続可能な林業について学び、考え、同世代に伝えたいメッセージをツイッター用の写真とテキストで作り、発信していきます。
参加した中高生の皆さんは、予め限定公開されている講義動画を視聴してから参加しています。
<参考>持続可能な紙容器
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/env/3_3a/#headline-1661933293

まず、導入部としてTシャツを例として、社会の課題と解決するために必要な考え方について学びます。
1枚のTシャツを作るのには、綿花の栽培や布の製造、染色、縫製などの全ての工程でたくさんの水が必要であり、そうやって作った着ることのできる服が日本では着ることなく棄てられている割合が非常に高いといった課題も学びました。
また、古着を途上国に送るという活動がありますが、現地のニーズを把握しないで行うと使われずに捨てられてしまったり、安価な服が流入することで現地のアパレル産業が育たないといった弊害があることも学びました。
参加者が正しい消費行動やリサイクルへの協力といったエコな活動に参加するだけに留まらず、その先についても考えて行動しないといけないことに気付いたかも知れません。

10時30分 アイスブレイク

アイスブレイクも兼ねて、レゴを使ったワークショップを開始します。
まずは、3分程度での「登ってみたいと思うタワー」の製作。その後に、持ち時間1分程度で「なぜ、そのタワーを作ったのか」を説明し、残り1分でチームメンバーから、「なぜその高さなのか?」「なぜ、そのレゴの色を使ったか?」などの質問を受けます。
このワークでは、「タワー」という言葉1つとっても、人によって理解は異なるし、表現も異なることを学びます。また、作ってしまったものを、後付けで説明するという行為で自分の中の無意識な印象や判断基準を発見することにもつながります。

11時15分 Q&Aセッション

次は質問コーナーです。
今回も、会場を借りることのできる時間に限りがあったため、講義は事前にyoutubeの講義動画を視聴してから参加してもらっています。
チーム毎に、動画を見て生じた疑問を共有して話し合い、1つか2つ質問したいことを決め、FSCやキリンの担当者に質問します。認証が必要な背景などの質問に加えて、「キリンの社員の一日のスケジュールを教えてください」という素朴な質問もあり盛り上がりました。

13時00分 作品作成

イメージ合わせが出来たらさっそく作品の製作開始です。
まずは、「私たちが商品を通じて、どんな風に世界とつながっていると感じるか」を、3分程度で個人作業が作ります。
その後、朝と同じように作ったものに対してメンバーからの質問を受けます。
相互の質問の投げかけ合いの中で、共通で感じていること、異なるけれども納得性のある考え方・受け止め方を理解しあいます。
その後、今度は「持続可能な商品のために、生産地や企業、消費者が努力していること、すればさらに良くなること」を議論し合います。

ここまで来ると、自分たちが伝えたいことが見えてきます。
次は、それをチームで議論し、ツイッターで発信したいメッセージを決める作業です。
そして、それを表現する写真を作ります。

<レインフォレスト・アライアンス ワークショップ(2023年3月30日(木)>

(レインフォレスト・アライアンス チーム参加者の皆さん)

昨日に続いて、同じ会場で今度はレインフォレスト・アライアンスのワークショップです。
キリンビバレッジは、2013年から「キリン 午後の紅茶」の原料紅茶葉の主な原料生産地であるスリランカで持続可能な農業を広げるために、紅茶農園がレインフォレスト・アライアンス認証を取得するための支援を継続的に行っています。このワークショップでは、キリンの事例とともに、レインフォレスト・アライアンスの皆さんにも参加いただき、持続可能な農業について学び、考え、同世代に伝えたいメッセージをツイッター用の写真とテキストで作り、発信していきます。
<参考>紅茶農園
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/env/3_1a/#headline-1671428488

9時30分 受付開始

10時30分 アイスブレイク

11時15分 Q&Aセッション

13時00分 作品作成

各チームの作品ができあがりました。想いをこめた力作ぞろいです。一人でも多くの人に届けたいですね。
できあがった作品は、「作品一覧」の中で紹介しています。下記の「作品の一覧はこちら」をクリックしてください。

ワークショップはこれで終わりではありません。
参加した中高生の作品は「こども国連環境会議推進協会」のツイッター・アカウントで発信し、2023年4月10日(月)~5月21日24:00(日)の間、「FSC」「レインフォレスト・アライアンス」の各回で、最も多くの各リツイート数を獲得したチームが優勝です。1年を通じてテーマ毎の優勝チームを決めて、来年の冬または春休みに表彰式を行い、表彰状とエコパンダのパペットを進呈することになっています。

優勝チームは、下記となりました。
FSCコース 5班:346リツイート
レインフォレスト・アライアンスコース 5班:352リツイート

キリン・スクール・チャレンジは「第8回キャリア教育アワード」の奨励賞と、「平成29年度 青少年の体験活動推進企業表彰」の審査委員会奨励賞を受賞しています。

  • 所属(内容)は掲載当時のものになります。

FSC®C137754

  • レインフォレスト・アライアンス認証は、自然と作り手を守りながら、より持続可能な農法に取り組むと認められた農園に与えられる認証です。
    https://www.rainforest-alliance.org/lang/ja

※所属(内容)は掲載当時のものになります。

価値創造モデル

私たちキリングループは、新しい価値の創造を通じて社会課題を解決し、
「よろこびがつなぐ世界」を目指しています。

価値創造モデルは、キリングループの社会と価値を共創し持続的に成長するための仕組みであり、
持続的に循環することで事業成長と社会への価値提供が増幅していく構造を示しています。
この循環をより発展させ続けることで、お客様の幸せに貢献したいと考えています。