2007年8月7日

好調な中国現地ブランド「麒麟純真味啤酒(きりんじゅんしんみビール)」の缶商品を新発売
〜麒麟啤酒珠海社が発売し、スーパー・CVSなどの量販業態で本格展開〜

「麒麟純真味ビール」商品画像

 キリンホールディングス株式会社(社長 加藤壹康)のグループ会社である麒麟啤酒(珠海)有限公司社(中華人民共和国 広東省珠海市、総経理 西村慶介)は、一番搾り製法によるキリン現地ブランドの生ビール「麒麟純真味啤酒」の缶商品を8月8日から発売します。2005年1月から640mlびんを広州市中心に発売し大変好評をいただいていることから、今回355ml缶をスーパー、CVSを中心に販売します。キリン現地ブランドの缶商品を珠江デルタ地域で発売するのは今回が初めてとなります。

長江デルタ地域、珠江デルタ地域、東北三省を重点三地域とし、各地域でお客様の嗜好にあったキリンブランドの商品を提供。長江デルタ地域は「沁麒麟」、珠江デルタ地域は「純真味」、東北三省は「最麒麟」を発売。

 「麒麟純真味啤酒」は、生ビール製法に加え、一番搾り麦汁のみを使用することで、爽快で苦味が少なく、すっきりした飲みやすさを実現した高品質なビールです。発売以来お客様の支持をいただき、2006年の販売数量は53.5万ケース(対前年+78%)を記録し、2007年には80万ケース(対前年+49.5%)を予定するなど、中国大陸でキリンブランドとして過去最大の販売数量を達成する予定です。これまでは、高級飲食店中心に販売していましたが、大手のスーパーやCVSが台頭する中で、「純真味」ブランドの新たな提案として缶商品を投入し、家庭用市場での販売拡大を目指します。
 販売価格はプレミアム価格帯に設定し、「純真味」という商品名に込められた「ピュア」「本格感」「特別感」を体現した高級感あふれるパッケージデザインで差異化を図ります。また、缶商品発売にあわせて、広州・東莞(とうがん)地区ではキリンブランドとして初のTV広告を投入します。

 キリングループ長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015」(KV2015)では、2015年に売上高の海外比率30%実現を目指しています。アジア・オセアニアを重点市場に事業基盤の拡大を目指す中で、経済成長著しい中国市場へ積極的な事業展開を行い、長江デルタ地域、珠江デルタ地域、東北三省を重点エリアとして、グループ会社を通じて地域特性にあった商品展開を進めています。2007年6月には、麒麟中国投資有限公司を通じて上海地区向けに販売しているプレミアムビール「沁麒麟(ちんきりん)」の製造を、2007年に資本参加した杭州千島湖啤酒(浙江省)で開始しました。また、今秋には麒麟啤酒(珠海)有限公司社の新工場が稼動するなど、中国市場の事業基盤は整いつつあります。
 キリングループは、「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案する企業グループとして、酒類・飲料・医薬事業を中心に中国をはじめとしたアジア・オセアニアのリーディングカンパニーを目指します。


「麒麟純真味啤酒」缶商品概要

1. 商品名 「麒麟純真味啤酒」355ml缶(きりんじゅんしんみビール)
2. 発売時期 2007年8月8日(水)より順次発売
3. 発売地域 中国広東省広州市など珠江デルタ地区を中心としたエリア
4. 商品特長 一番搾り麦汁のみでつくった生ビール
5. 発売品種・価格 355ml缶・プレミアム価格帯(1缶5.2〜6元)※8月6現在、1人民元=16.7円
6. 販売目標 2万ケース(355ml缶24本/1ケース、2007年)
以上