2007年9月11日

日本の貴重な水資源を守る「水の恵みを守る活動」をさらに拡大
石川県白山市で「キリン 白山水源の森づくり」協定を締結
〜キリンビール北陸工場の水源林での植林活動をあわせて実施〜

 キリンホールディングス株式会社(社長 加藤壹康)は、石川県、白山市、社団法人国土緑化推進機構※1、財団法人石川県緑化推進委員会との間に、五者協働による「キリン 白山水源の森づくり」協定を9月20日に締結します。
 この協定は、キリンビール株式会社北陸工場(工場長 浅野秀明)の水源地でもある白山市有林(石川県白山市五味島地区)のうち12.6haの森林を育成するために、10年間にわたる支援を約束するもので、社団法人国土緑化推進機構が行っている「緑の募金」※2への寄付を通じて、日本を代表する名水を育む白山の森林を育成していきます。
 あわせて、9月23日には、この協定に基づき、植林活動を実施します。

※1 国土緑化運動を国民運動として盛り上げ推進する母体。1950年に各界各層の参加によって国土緑化推進委員会として設立され、1995年に現在の名称となった。
※2 森林の整備等の「国民参加の森林づくり」を、国内はもとより地球的規模で推進するための緑の募金法に基づく制度

 今年キリングループは、創立100周年事業の一環として、総合的な水資源保全活動「チーム・エコジロー活動」※3を展開しています。これまで植林した森林での継続的な「水源の森づくり」活動にくわえ、様々な環境保全に関する活動にも積極的に参加し、日本全国の貴重な水資源を守るとともに、これまで支援いただいた社会、地域、お客様への感謝の気持ちを活動として形にしています。また、長期的な視点での森林保全活動も展開しており、全国で合計13カ所約1,000haの森林づくりを支援します。今回の「キリン 白山水源の森づくり」協定はその一環で、地域のボランティアの方々との協働で、森林保全活動を実施します。

※3 キリングループの環境活動シンボルキャラクター「エコジロー」にちなんだ、社員参加による水資源保全活動の名称

 さらに今回の協定の締結にあわせ、地域と協働で9月23日に植林活動を実施します。当日は、キリンビール北陸工場および石川統括支社(統括支社長 森田和俊)のほか、グループ会社の社員とその家族、地元の「尾口小学校区緑の少年団」など、約150人が参加します。当日は「石川フォレストサポーター会」※4の指導のもと、白山市が所有する森林約12.6haにブナ、コナラ、ミズナラ、トチ、ケヤキなどの苗木約500本を植樹するほか、参加の小学生を対象とした森林教室も開催します。今後も、下草刈りや間伐などの継続的な保全活動を実施します。くわえて、2005年に植林した石川県白山市白峰地区でも継続的な森林育成支援を予定しています。

※4 石川県内の森林保全の活動を行っているボランティアグループ

 キリングループでは、これからを生きるすべての人の元気と感動につなげたいという思いをこめて、これからも地球環境保全に取り組んでいきます。「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。