2007年9月19日

日本の貴重な水資源を守る「水の恵みを守る活動」をさらに拡大
小屋沢山国有林(こやのさわやまこくゆうりん)で「キリン 北蔵王水源の森づくり」活動を実施

 キリンホールディングス株式会社(社長 加藤壹康)は、社団法人国土緑化推進機構※1との間に、「キリン 北蔵王水源の森づくり」に関する覚書を9月20日に締結します。
 この覚書は、「法人の森林(もり)※2制度に基づき、キリンビール株式会社仙台工場(工場長 高橋尚登)の水源地でもある小屋沢山国有林(宮城県柴田郡川崎町)のうち8.87haの森林を育成するために、26年間にわたる支援を約束するもので、9月30日には、育林活動を実施します。

※1 国土緑化運動を国民運動として盛り上げ推進する母体。1950年に各界各層の参加によって国土緑化推進委員会として設立され、1995年に現在の名称となった。
※2 林野庁が制定した制度で、国有林において、法人が国土の保全や生活環境を守リ、森林資源の造成を図ること等を目的として森林づくりをするための制度。

 今年キリングループは、創立100周年事業の一環として、総合的な水資源保全活動「チーム・エコジロー活動」※3を展開しています。社団法人国土緑化推進機構の「緑の募金」※4などへの寄付を通じ、これまで植林した森林での継続的な「水源の森づくり」活動を行うほか、様々な環境保全に関する活動にも積極的に参加し、日本全国の貴重な水資源を守るとともに、これまで支援いただいた社会、地域、お客様への感謝の気持ちを活動として形にしています。また、長期的な視点での森林保全活動も展開しており、全国で合計13カ所約1,000haの森林づくりを支援します。今回の「キリン 北蔵王水源の森づくり」活動はその一環で、地域のボランティアの方々との協働で、9月30日に育林活動を実施します。当日は、キリンビール仙台工場および北日本統括本部(本部長 鈴木徹)やグループ会社の社員とその家族など、約100人が活動を行います。ボランティア団体「宮城森の会」「川崎町森林組合」の指導のもと、小屋沢山国有林で記念植樹、徐伐※5、枝打ちなどを行い、その後も間伐などの継続的な保全活動を実施します。

※3 キリングループの環境活動シンボルキャラクター「エコジロー」にちなんだ、社員参加による水資源保全活動の名称
※4 森林の整備等の「国民参加の森林づくり」を、国内はもとより地球的規模で推進するための緑の募金法に基づく制度
※5 森林内の風通し・日当たりを改善するために、不要な木を伐採すること

 キリングループでは、これからを生きるすべての人の元気と感動につなげたいという思いをこめて、これからも地球環境保全に取り組んでいきます。「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。