2008年7月25日
キリン食生活文化研究所 レポートVol.9
「夏の過ごし方」に関する意識調査について
キリンホールディングス株式会社(社長 加藤壹康)のキリン食生活文化研究所では、調査や当グループが保有している各種資料に基づき、食と生活に関する様々な情報をレポートとして随時お知らせしています。今回は「夏の過ごし方」について、全国の20歳以上の男女を対象にインターネット調査を実施し、5,685名の有効回答をまとめました。
【トピックス】
- 「夏に食べたい料理」を聞いたところ、「あっさり系の麺類」と「焼肉」、「あっさりおつまみ」が夏の人気トリオ。飲みたいお酒では「ビール」、夏に良く飲むソフトドリンクでは「麦茶」が圧倒的な人気。
- 夏バテは2人に1人が「する」と答え、中でも20代は約6割と年代中最も高く、夏になると痩せる人が約4割で、他の年代と比べて夏に弱いことがうかがえる。
- 夏バテ対策では、「水分をこまめにとる」、「三食きちんと食べる」、「バランスの良い食事」などのポイントが高く、飲食に気をつけていることがうかがえる。夏バテ防止に食べるものは「とろろ、オクラなどのネバネバ系」「梅干し」「にんにく」「納豆」の人気が高い。
- エアコンの設定温度は、昨年と同じく26℃が最も多い。夏を乗り切るために実行したいことを聞いたところ、「扇風機を使う」、「部屋の風通しを良くする」の支持が高い。
- 夏休みの日数は5日間が最も多く、夏休みの過ごし方は、「家でのんびり」が全ての年代でトップ。
【調査概要】
- (1) 対象:全国の20歳以上の男女 有効回答:5,685名
- (2) 方法:インターネット調査
- (3) 期間:2008年7月4日〜7月6日
【調査結果】
(1)「夏に食べたい料理は何ですか?」(複数回答)
- そうめん、ざるそばなど「あっさり系の麺類」(70%)、「焼肉」(64%)、「あっさりおつまみ」(58%)が夏の人気トリオメニュー。

(2)「夏に食べたい料理と一緒に飲みたいお酒は?」(複数回答)
- 「ビール」(92%)が圧倒的に人気で、「発泡酒」(58%)、「チューハイ」(36%)と続く。

(3)「夏に良く飲むソフトドリンクは?」(複数回答)
- 「麦茶」(66%)、「ウーロン茶」(45%)、「緑茶」(44%)のお茶系飲料が上位に並び、「コーヒー」(43%)、「スポーツドリンク」(42%)、「水」(40%)が続く。

(4)「夏になると夏バテしますか?」 「夏になると太るタイプ?痩せるタイプ?」(各単一回答)
- 夏バテする人は、「毎年する」(10%)、「時々する」(42%)をあわせ52%となり、2人に1人が夏バテを感じていることが分かる。
- 年代別では、20代が夏バテ「する」と答えた人が最も高く(62%)、夏に痩せると答えた人も約4割と最も多いことから、20代は相対的に夏に弱いと感じている人が多い。


(5)「何か夏バテ対策をしていますか?」(複数回答)
- 「水分をこまめにとる」(55%)、「三食きちんと食べる」(50%)「バランスの良い食事」(40%)など「飲食」関係と「規則正しい生活」(45%)、「睡眠」(39%)のポイントが高くなっている。

(6)「夏バテ防止に積極的に食べるものは何ですか?」(複数回答)
- 「とろろ、おくらなどのネバネバ系」「梅干し」「にんにく」「納豆」の人気が高い。
- エリア別に見ると、東海の「うなぎ」(38%)、九州・沖縄の「ゴーヤー」(33%)など地域ならではの食材が上位にきているエリアもある。


(7)「夏のエアコンの設定温度は?」(単一回答)
- 2006年、2007年と同じく26℃(19%)が最も多くなっている。
- 北海道や東北ではエアコンを使用しない人も多い。
- 男女別にみると、女性は男性より設定温度が高い。

(8)「今年の夏を乗り切るために実行したいことは?」(複数回答)
- 「扇風機を使う」(56%)、「部屋の風通しを良くする」(55%)が高い。
- 男女別では、女性は「部屋の風通しを良くする」(62%)が最も高く、「すだれやスクリーンを設置する」(29%)、「打ち水をする」(20%)など、エコ意識がうかがえる項目が上位にきている。

(9)「夏休みの日数は?」「今年の夏休みの過ごし方は?」(各複数選択)
- 5日間(19%)が最も多く、続いて3日間(11%)、7日間(9%)となっている。
- 夏休みの過ごし方は、全ての年代で「家でのんびり」がトップ。


キリングループは、「おいしさを笑顔に」のグループスローガンを掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。