2009年10月26日 |
グループ経営力のさらなる強化に向け、一部事業のグループ内統合を決定 |
キリンホールディングス株式会社(社長 加藤壹康)の連結子会社であるメルシャン株式会社(社長 植木宏)、キリン協和フーズ株式会社(社長 桂総一郎)、協和発酵バイオ株式会社(社長 石野修一)の3社は、2009年10月26日、キリングループ内の一部事業の統合について基本合意いたしました。 メルシャン社と協和発酵バイオ社が保有する原料アルコール事業を、新たに設立する合弁会社 第一アルコール株式会社へ、またメルシャン社の加工用酒類・発酵調味料事業をキリン協和フーズ社へ統合することにより各事業基盤のさらなる強化とグループプレミアムの創出を実現します。 原料アルコール事業については、メルシャン社と協和発酵バイオ社の共同出資による合弁新会社 第一アルコール株式会社を2010年7月に設立します。新会社は、2012年末まで両社の合弁会社として運営し、2013年1月に協和発酵バイオ社が保有する全株式をメルシャン社に譲渡することで、メルシャン社の完全子会社となります。なお、合弁期間中の出資比率はメルシャン社65%、協和発酵バイオ社が35%となる予定です。今回の事業統合により、高品質なアルコールを安定的に供給すると同時に、販売およびコスト面での競争力をアップさせることで、安定した事業基盤の構築と市場プレゼンスの向上を実現します。 加工用酒類・発酵調味料事業については、メルシャン社の加工用酒類事業関連部門(アルコール営業部を除く)並びに日光工場を、2010年7月にキリン協和フーズ社に統合します。統合スキームをはじめとした詳細は、今後両社で協議していきます。協和発酵フーズ社とキリンフードテック社の統合により2009年4月に設立されたキリン協和フーズ社の事業基盤に、メルシャン社が保有する発酵調味料、本みりん、酒類製品、アルコール製剤などが加わることで品揃えを強化し、さらに質の高い価値提案を実現することにより加工用・業務用食品素材市場でのストロングNo.1を目指します。 キリングループでは、様々な資本・業務提携を進める中で、グループ経営力の強化に向け、クロスカンパニーチーム※をはじめとしたプロジェクトチームを中心に、提携後の事業統合や連携を通じてのグループシナジーの最大化について検討を進めてきました。今回の事業統合もその一環であり、グループ内で重複する一部事業を1社に統合することで各事業領域での競争力を強化し、キリングループ長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015」(略称:KV2015)で掲げる「食と健康」領域での飛躍的成長を実現するとともに、質的拡大を目指します。 ※グループシナジー創出を加速するため、グループ横断的・機能別に立ち上げたチーム
添付資料:原料アルコール事業および加工用酒類・発酵調味料事業の事業統合概要・・3枚
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以 上
2009年10月26日(リリースNO.09053)
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