[ここから本文です。]

KIRIN News Release

2009年10月1日

キリンビール神戸工場が「平成21年度緑化優良工場等経済産業大臣賞」を受賞

 キリンビール株式会社(社長 松沢幸一)の神戸工場(工場長 髙梨宏樹)は、「平成21年度緑化優良工場等経済産業大臣賞」を受賞しました。2009年10月1日に開催される財団法人日本緑化センター主催の「第28回工場緑化推進全国大会」において表彰が行われます。

 「緑化優良工場等経済産業大臣賞」は、工場の緑化を積極的に推進し、工場内外の環境整備に顕著な功績のあった工場等を表彰するものです。過去において財団法人日本緑化センター会長表彰等を受賞した工場等のうち、都道府県知事及び政令指定都市の長から推薦のあった工場等に対して、現地調査を行った上、経済産業省内で選考し、決定されます。主催は同センターで、経済産業省、農林水産省、国土交通省、環境省、全国知事会、全国市長会、全国町村会ほかが後援しています。なお、キリンビール神戸工場は、平成16年度に緑化優良工場等近畿経済産業局長表彰を受賞しています。

■「緑化優良工場経済産業大臣賞」受賞の評価ポイント

  • 当工場は、「地域社会との共生」をコンセプトにかかげ、周辺の自然環境と一体となった施設にするため、工場全体がビオトープとなるように設計・建設している。
  • 敷地内には、30年前まで工場周辺エリアにごく普通にあった里のため池と里山を再現し、開発以前に生息していた生物を最小限の人手で導入し、保護育成している。
  • その他、従業員で工場内外の植林活動に継続して取り組んだり、年間15万人を超える工場見学者に環境への取り組みを説明したりするのみならず、地域の小中学校などにビオトープを環境学習の場として活用してもらうなど、地域貢献にも積極的に取り組んでいる。

■キリンビール神戸工場の緑化への取り組み

  • 神戸市北東部一帯の丘陵地を開発した「神戸リサーチパーク」に立地する当工場は、食産業に携わる企業が担うべき自然環境・資源保全に対する明確な理念のもとに、工場建設地を可能な限り旧来の自然の状態に近づけ、周辺の自然環境と一体となった空間に再構成していくことを目指している。
  • そのため、敷地外周法面に実のなる木や針葉樹、広葉樹、常緑樹など多種多様な樹木を植栽しているほか、敷地内に野生生物の生息空間となる池を中心とした「ビオトープ」を設け、水生植物や外周法面と同様の多種多様な樹木を植栽している。「ビオトープ」は、2001年から絶滅が危惧される「希少種」の一時的な避難場所としての機能ももたせ、開発以前に地域に生息していた生物のほか、絶滅が危惧されるカワバタモロコなども生息している。
  • 緑地の植林活動は、社員が定期的に行っており、ビオトープでの生物育成・調査には、兵庫県立人と自然の博物館の協力を得ている。そのほかにも、水源の森づくりとして、当工場の水源地・三田市観福の森での植樹や森林保全活動を、当社社員のほか、その家族や地域住民と協力して行っている

 当社では、今後も全工場で緑化推進に努めるとともに、「水の恵みを守る活動」をはじめとした環境保全活動に取り組みます。
 キリングループは、「おいしさを笑顔に」のグループスローガンを掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

「第28回工場緑化推進全国大会」概要
(1)日時 2009年10月1日(木) 14:00〜17:00
(2)場所 石垣記念ホール 東京都港区赤坂1−9−13三会堂ビル9階
【参考】 キリンビール神戸工場  概要
(1)工場長 髙梨宏樹
(2)所在地 神戸市北区赤松台2−1−1
(3)操業開始 1997年5月
(4)従業員数 146名(2009年8月末)
(5)敷地面積 24万7,315m2 うち緑化面積 74,380m2(約30%)
(6)同表彰における過去の受賞  緑化優良工場等近畿経済産業局長賞(2004年)
以上
【お問い合わせ先】
キリンビール お客様相談室 フリーダイヤル:0120-111-560
【キリンホームページ】
https://www.kirin.co.jp/