(1) 業務プロセスの見直し |
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① 与信管理の改善 |
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不正防止、債権の回収の安全性の確保、財産の保全の観点から、規程の整備(帳合取引管理を含む)、システム的対応などの検討による与信管理規程の改定及び与信管理フローの改善 |
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② 外注先・仕入先管理の改善 |
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適正な商品を必要な分量だけ提供を受けられるよう、外注先・仕入先を管理するための外注先・仕入先管理フローの改善 |
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③ IT業務処理統制の高度化(会計プロセス中心) |
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・アプリケーションの利用状況の把握による事業の実態にあった統制の構築、職務分掌に応じたアクセスコントロールの設定及びITマスター登録に関する統制の見直し
・水産飼料事業部のアプリケーションの利用状況を踏まえた事業部の実態にあった統制の構築、職務分掌に応じアクセスコントロールの設定及びITマスター登録に関する統制の見直し
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④ 棚卸資産管理の高度化
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実地棚卸方法の改善、異常性のある評価損の検討体制の構築及び在庫受払における正確な払出数量の把握による、棚卸方法の改善及び評価損計上フローの改善 |
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⑤ 買掛金年齢管理 |
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買掛金の年齢管理の実施 |
(2) コンプライアンス重視の企業風土の醸成 |
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① 再発防止に取組む経営姿勢の明確化 |
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内部統制システムの徹底及びコア事業と位置づけるワイン事業以外の事業への経営の関与強化という姿勢の明確化、経営陣内部のコミュニケーションの活発化 |
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② 重大リスク情報の共有体制の確立 |
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認識した重大リスク情報の取締役会等での共有、課題解決に向けた経営陣横断的な協働関係の構築
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③ 業務分掌/権限・責任設定の見直し |
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事業部内で業務が完結する場合に不正を抑止・防止するための牽制が機能する、職務分掌・権限・責任の検討及び従業員への周知 |
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④ 硬直的な人事ローテーションの解消 |
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特定の事業だけでなく、全ての部門間を対象にした人事ローテーションの実施
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⑤ コンプライアンスコミュニケーション |
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適正な財務報告やコンプライアンスの重要性を再度、周知徹底するための研修・対話等を通じたコンプライアンスに関するコミュニケーションの実施 |
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⑥ 内部通報制度の見直し |
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社内不正の兆候を適時に把握できる体制の構築に向けた内部通報制度の見直し、従業員への周知徹底
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⑦ コンプライアンス/内部統制違反の罰則の強化 |
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不正を抑止・防止する環境の確立のため、違反に対する罰則の強化の検討、処分内容等の公表方法の見直し
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(3) 全社的リスクマネジメントの強化 |
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① 適正なリスク認識に基づく内部統制の再構築 |
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適正なリスク認識に基づく内部統制の再構築とリスク認識に応じた統制活動の実施のため、プロジェクト体制整備(業務精通者の参加)、リスク評価に応じた内部統制の再構築 |
(4) 内部監査機能の強化 |
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① 内部監査リソースの強化
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内部監査機能の強化に向けたリソースの洗い出し及び強化の実施 |
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② 印章管理状況の監査の実施 |
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印章管理の遵守体制の確立、印章管理状況の内部監査の実施 |
(5) 財務・経理のモニタリングの強化 |
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① 取締役会の検証の高度化 |
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予算実績比較等の検証項目の見直しと報告体制の確立 |
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② 当社財務部経理センターによる事業別財務諸表の検証 |
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異常点を早期に把握・検証し、迅速に必要な対応を実施するための検証項目(顧客別売上・利益率分析の強化等)の特定、検証マニュアルの作成、研修を通じた検証体制の確立 |
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③ 訂正内部統制報告書の重要な欠陥への対応 |
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平成22年8月12日付で開示しました「財務報告に係る内部統制の重要な欠陥のお知らせ」のとおり、当社は前年度の内部統制報告書を訂正し、内部統制に重要な欠陥があるとしましたが、これに対応するための適切な是正措置を実施すべく、主として水産飼料事業部のリスクとコントロールの見直しに基づく、統制上の要点及び運用評価手続きの見直しの実施 |
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④ 原材料発注のモニタリングの強化(酒類事業) |
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発注承認の強化、調達状況の包括的レビュー等、架空仕入のリスクに対応する統制上の要点の見直し実施 |