2012年7月5日
「復興応援 キリン絆プロジェクト」岩手県漁業協同組合連合会に支援金を助成
~“生産から食卓までの支援”をテーマに、養殖再開を応援~
キリンビール株式会社(社長 磯崎功典)は、キリングループで展開している「復興応援 キリン絆プロジェクト」の一環として、被災地の養殖再開に向け、岩手県漁業協同組合連合会(岩手県盛岡市)に対し、わかめ養殖施設整備事業、および盛岡新冷蔵冷凍施設建設事業の支援金として9,500万円を公益財団法人日本財団(会長 笹川陽平)の協力のもと7月5日に助成します。
キリングループは、東日本大震災の復興支援活動として、2011年に「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げました。3年間で約60億円を拠出し、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となって展開しています。
今回は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。食に携わる企業として復興に貢献したいとの思いから、キリングループの中でもキリンビール社が中心となり、“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する支援活動を3年間にわたり継続的に実施しています。
水産業については、養殖業の復旧に取り組み、2011年12月に公益財団法人日本財団に4億円を拠出し、岩手県漁業協同組合連合会、宮城県漁業協同組合、福島県漁業協同組合連合会などを通じて、被災した養殖施設への支援を開始しました。
岩手県漁業協同組合連合会には、わかめ養殖施設整備事業の支援金として5,700万円、盛岡新冷蔵冷凍施設建設事業の支援金として3,800万円、合計9,500万円を助成します。今後8月までをめどに、宮城県漁業協同組合、福島県漁業協同組合連合会においても同様に養殖業の復旧支援を実施する予定です。
農業支援については、営農再開に向けてJAグループと連携し、稼動していない中古農業機械のリユースを行うなど、被災農家の方々のニーズにお応えする取り組みを展開しています。
今後は、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、農産物や水産物のブランド育成支援を通じた販路拡大、未来の担い手の育成支援などについても検討していきます。被災地の一日も早い復興を祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
キリングループは「おいしさを笑顔に」をグループスローガンに掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。