2012年11月21日

キリン食生活文化研究所 レポートVol.37
「職場の人とのお酒の飲み方」に関する意識調査について

〜会社でもプライベートでも、お酒をワイワイ楽しむ20代女性〜

 キリンホールディングス株式会社(社長 三宅占二)のキリン食生活文化研究所では、食をとりまく様々な情報をレポートとして随時お知らせしています。今回は全国の20歳以上の男女を対象にインターネットで飲酒に関する意識調査を実施し、「職場の人とのお酒の飲み方」について7, 142名の有効回答をまとめました。

トピックス
職場の人とお酒を飲むときの1回あたりの平均予算は、昨年より39円少ない4,208円。地域別に見ると中国、四国、北陸の順に高く、九州・沖縄が最も安い。飲む相手別に見た場合、同僚と飲むときに節約志向が強まっている。
職場の人と飲みに行く機会は、同僚との飲み会が多く、頻度は「2〜3カ月に1回」。なお、外で飲む機会は「月に1回」が最も多い。地域別に見ると、首都圏、近畿圏では「上司と」飲んでいる割合が高い。
職場の人とお酒を飲む機会は、同僚・上司・部下ともに約半数が「必要」。「上司と」最も必要と答えたのは若年男性で47.0%。一方、若年女性は「同僚と」が高い。また、男性は全ての年代で「部下と」が高い。
一緒にお酒を飲みたい有名人は、「男性上司」は北野武さんが2年連続、「女性上司」はダントツで天海祐希さんが4年連続トップ。「男性部下」は向井理さん、「女性部下」は綾瀬はるかさんが、それぞれ3年連続のトップ。「男性の同僚」は福山雅治さんが4年連続、「女性の同僚」は菅野美穂さんが初めてトップ。
若年層のお酒の飲み方は、20代女性は「おつきあいを円滑にする」「相手と親密になれる」「仲間とワイワイ楽しく過ごせる」が高く、同年代の男性と比べても高い。

調査概要

  1. (1)対象: 全国の20代〜50代の有職の男女 有効回答数 7,142名
  2. (2)方法: インターネット調査
  3. (3)期間: 2012年10月9日〜22日
  • 総務省 統計局 H23年10月「人口推計」によるウエイトバック集計を実施。
  • 四捨五入のため、合計値が必ずしも一致しない場合があります。

調査結果

(1)「職場の人とお酒を飲みに行く予算は?」(自由回答)
職場の人とお酒を飲むときの1回あたりの平均予算は、昨年より39円マイナスで4,208円(▲39円)。( )内は昨年比較。
地域別に見ると中国、四国、北陸の順に高く、九州・沖縄が最も安い。
飲む相手別に見ると、同僚と飲むときに最も節約志向が強まっている。上司とは3,899円(▲18円)、同僚とは3,822円(▲156円)、一方、部下とは4,903円で昨年よりプラス56円と2008年からの減少も下げ止った。プライベートでは、身近な相手ほど節約傾向が見られ、友人とは3,879円(▲273円)、恋人とは5,003円(▲116円)。
(2)「職場の人と飲みに行く頻度は?」(単一回答)
「同僚」との飲み会が多いが、それでも「2〜3カ月に1回」どまり、次いで「半年に1回」となっている。なお、外で飲む機会は「月に1回」が最も多い。
職場の人と「月1回以上」飲みに行く割合を年代別や地域別に比較すると、いずれの年代でも「同僚と」が高く、特に若い人ほど「同僚と」飲んでいることがわかった。一方、地域別に見ると、首都圏、近畿圏では「上司と」飲んでいる割合が多い。
(3)「職場の人とお酒を飲む機会の必要性は?」(単一回答)
同僚・上司・部下ともに約半数が「必要」と答えた。「上司と」の機会が必要と答えたのは若年男性が最も高く47.0%。一方、若年女性は「同僚と」が高い。また、男性では全ての年代で「部下と」が高い。
(4)「一緒にお酒を飲みたい上司と部下を有名人で言うと?」
(自由回答・敬称略・有効回答数 n=9,248 全国20代以上の男女)
「男性上司」は2年連続北野武さん。「女性上司」は4年連続天海祐希さんがトップ。
「男性部下」は向井理さん、「女性部下」は綾瀬はるかさんがそれぞれ3年連続でトップとなった。剛力彩芽さんは昨年得票圏外から8位に躍り出た。AKB48の大島優子さんは一昨年45位から昨年4位へ躍進したが、今年は11位。
「一緒にお酒を飲みたい同僚」は、男性は福山雅治さん4年連続でトップ、女性は天海祐希さんに代わり初めて菅野美穂さんがトップに立った。

■若者のお酒の飲み方について焦点をあてた回答

(5)「お酒を飲むことの効果・効能は?」(複数回答)
「おつきあいを円滑にする」「相手と親密になれる」「仲間とワイワイ楽しく過ごせる」「気分を盛り上げる」は、20代女性は20代男性や全体平均より高く、若い女性がお酒を楽しんでいる様子がうかがえる。また、男女ともに「リラックスした気分」「仕事を終えてお疲れ様という気分」「食事がおいしくなる」は20代で低いことから、お酒の多様な楽しみ方を伝えていくことも必要と思われる。
(6)「誰とお酒を飲む機会を増やしたいですか?」(複数回答)
一緒に飲む機会を増やしたい相手は、20代男女ともトップは「高校・大学の同級生」。20代男性では、「一人で」「仕事関係の仲間」「恋人」「おさななじみ」「父親」が続く。20代女性の場合は、「恋人」「仕事関係の仲間」「一人で」「おさななじみ」「母親」の順で、さらには「姉妹」「ママ友」など、多様である。

 キリングループは「おいしさを笑顔に」のグループスローガンを掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。


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