2012年5月17日
キリンビバレッジ株式会社(社長 首藤由憲)は、今年の夏季においても、自主的に自動販売機の節電対策に取り組み、電力削減を実施します。
当社は、これまでも7月〜9月につきましては、最も電力消費の多い時間帯である13時から16時までの間は冷却機能を停止し、また、屋内設置自販機は24時間消灯を行うことで、積極的に節電協力を行ってきました。
今夏においても節電の協力が必要な地域及びその期間・時間帯において、設置先であるお客様のご理解を前提に、「冷却機能の輪番停止」などの節電対策を検討し、実施します。
●2012年の当社自動販売機における環境負荷低減の取り組みは下記の通りです。
@2012年3月から最新ヒートポンプ自動販売機導入
当社では、業界同様、自動販売機の電力削減に取り組んでおり、「ピークカット機能」や「学習省エネ機能」の自動販売機を導入しています。また、冷却で発生した熱を外に放出せず、効率よく加温商品を温める為に利用する省エネタイプの「ヒートポンプ式自動販売機」を2006年から導入を開始し、現在、当社全自動販売機の約3分の1に採用しています。2012年は缶・PET自動販売機の新規投入機全て(※)に「ヒートポンプ式自動販売機」を導入し、従来の「ヒートポンプ式自動販売機」よりも消費電力を最大50%強削減する最新タイプの「ヒートポンプ式自動販売機」を3月から導入開始しています。
A2012年新規採用全台(※)にLED照明を採用
従来の蛍光灯に比べて電力消費を最大約70%削減できる「LED照明」を、2012年は自動販売機における環境負荷低減をさらに進めるため、缶・PET自動販売機の新規投入機全て(※)に搭載します。
B2012年新規投入自動販売機の90%にノンフロン冷媒機を採用
ノンフロン冷媒機は、オゾン層破壊など地球環境に悪影響を及ぼすフロンガスを使用しない冷媒機です。2012年は新規に投入する自動販売機におけるノンフロン冷媒機の採用比率を90%まで高めます。
当社では、自動販売機を、清涼飲料を提供する機器としてだけでなく、お客様にご利用頂くことで社会とのつながりを深める場と位置付け、社会貢献型自動販売機の展開も拡大しています。乳がんの早期検査を啓発する「ピンクリボン自動販売機」やサッカー日本代表チームの強化とサッカー文化の普及を支援する「サッカー日本代表・応援自動販売機」、ベルマーク活動を支援する「ベルマーク自動販売機」などを展開しています。また、災害時に清涼飲料を無償で提供する災害自動販売機も展開し、ライフラインとしての役割を果たしています。
キリンビバレッジは、水分補給として清涼飲料を飲用する機会が特に増える夏場において、お客様に安定的な商品の提供を図りながら、電力削減に協力していきます。
※ 技術的に導入が難しい薄型機/小型機を除く。