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KIRIN News Release

2013年 国内綜合飲料事業方針〜国内綜合飲料事業が一体となった「ブランドを基軸とした経営」で再成長を目指す〜

  • 経営・財務
  • 2013年1月10日

キリン株式会社(社長 磯崎功典)は、キリングループ長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2021」(略称:KV2021)実現に向けて、2013年のスタートを切りました。
今後の国内綜合飲料事業の持続的な成長に向けて、当社と事業会社(キリンビール社、キリンビバレッジ社、メルシャン社)が一体となって「お客様にとっての価値の創造」「企業ブランドの価値向上」「CSV※1実践による競争力の向上」の好循環を生み出すことで、「ブランドを基軸とした経営」を実践し、2015年に対2012年比で増収増益を目指します。

  • ※1CSV:Creating Shared Value(社会と共有できる価値の創造)

お客様にとっての価値の創造

  1. (1)商品ブランドの戦略的育成
    商品ブランド価値を向上させるため、引き続き重点ブランドへの経営資源集中やお客様へ高品質で安全・安心な商品をお届けするための「上質なモノづくり」の基盤強化に取り組み、長期的な視点に立って商品ブランドを育成します。
    酒類事業では、ビール・発泡酒・新ジャンルにおいて、「一番搾り」「淡麗グリーンラベル」「のどごし<生>」を重点ブランドとし、成長カテゴリーであるRTD※2では、「氷結」を中心に資源を積極投入します。また、ノンアルコール・ビールテイスト飲料では、「キリン フリー」の抜本的な味覚改善によるブランド活性化を図ります。さらに、海外においては「一番搾り」を中心としてグローバルブランディングを推進し、「一番搾り フローズン<生>」の海外本格展開を開始するなど、商品ブランド力強化を目指します。ワインでは、フラッグシップブランド「シャトー・メルシャン」において情報発信をより強化していきます。また「フランジア」、「フロンテラ」、「エブリィ」、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」を重点ブランドとし、強いブランドづくりを目指します。
    飲料事業では、「午後の紅茶」「ファイア」「生茶」「ボルヴィック」「アルカリイオンの水」を引き続き基盤ブランドと位置づけ、次期基盤ブランド候補として「メッツ コーラ」「世界のKitchenから」をチャレンジブランドとし育成に注力します。特に「午後の紅茶」「ファイア」「メッツ コーラ」の3つを重点ブランドと位置づけて資源を集中投下し、強いブランドづくりを目指します。
    各事業のブランド戦略の一貫性を高め、商品ブランドと企業ブランド双方の価値向上につなげ、「ブランドを基軸とした経営」を加速します。
    • ※2RTD:Ready to Drink(栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料)
  2. (2)お客様・社会の深い理解による新しい価値の創造
    各事業のマーケティングリサーチ機能を結集することで、酒類及び清涼飲料に対するお客様ニーズと社会の変化の調査・分析力を強化します。お客様の生活シーン全体を俯瞰し、長期的な視点に立ったブランド価値向上につながる綜合飲料トータルでの商品ポートフォリオを見直すことで、国内綜合飲料事業の成長に必要な強化ポイントを明確化し、酒類・飲料の枠を越えた戦略的な資源配分を大胆かつ柔軟に行います。
    また、各事業のR&D機能を統合し酒類・飲料の知見を融合することにより、競争優位やコスト低減につながる新商品・容器の技術開発、「食と健康」の事業領域拡大につながる基礎技術の開発など、事業の枠を越えた研究開発を推進します。従来の発想や常識にとらわれない新しいアイデアが生み出される環境の整備やオープンイノベーションの推進などにより、「モノ」の価値にとどまらず、お客様と一緒に「コト」(喜び・豊かさ・笑顔)の価値を生み出すことで、新たなカテゴリーやビジネスモデルを創造します。

国内綜合飲料事業の成長をけん引する人材の育成

国内綜合飲料事業の持続的な成長のために、専門性の高い人材を育成する取り組みを推進します。綜合飲料全体を見渡せるマーケティング人材やR&D部門の技術者を育成し、競争優位な組織能力を獲得していきます。
また、事業・エリアの枠を越えた研修や人材交流の活性化などにより、国内綜合飲料事業の成長をけん引する基幹人材やグローバル人材の育成をさらに強化します。競争の源泉である「人」を重視した経営により、多様性と働きやすい環境づくりを促進し、自ら成長し発展し続ける人材に活躍の機会を提供します。

CSV実践による競争力の向上

「社会の課題解決」と「会社の成長」を両立させるCSVを実践することで、競争力の向上を図ります。これまで、地域貢献や環境の取り組みといった社会的課題に対して、「復興応援 キリン絆プロジェクト」や環境負荷低減のための容器開発などに取り組んできましたが、今後はCSVの概念を通じてさらに発展させた取り組みを実践していきます。

【2013年販売目標】

ビール類 計 ビール 発泡酒 新ジャンル ノンアルコール飲料 RTD
1億5,400万箱
(-1%)
5,290万箱
(-4%)
4,150万箱
(-6%)
5,960万箱
(+6%)
45,000KL
(±0%)
3,870万箱
(+11%)
  • ※単位:ビール類 大びん633ml×20本換算、RTD 250ml×24本換算
ワイン 計 国産ワイン 輸入ワイン
725万箱
(+10%)
424万箱
(+12%)
301万箱
(+7%)
  • ※単位:国産ワイン 720ml×12本換算、輸入ワイン 750ml×12本換算
清涼飲料 計
1億9,350万箱
(+4%)

キリングループは、「おいしさを笑顔に」のグループスローガンを掲げ、いつもお客様の近くで様々な「絆」を育み、「食と健康」のよろこびを提案していきます。

【酒類事業の商品ブランド戦略について】

酒類事業では、基盤ブランドを長期的・戦略的に育成するとともに、お客様のニーズに応えた新しい価値を創造していきます。

  1. (1)ビール
    「一番搾り」から喜びや楽しさを広げる飲み方を提案します。新食感の生ビール「一番搾り フローズン<生>」「一番搾り フローズン<黒>」を引き続き展開するほか、新しい飲み方として、リキュールやジュースなどを加えて、2層に分かれるビアカクテルを楽しむ「一番搾り ツートン<生>」や、「一番搾り スタウト」を温めて楽しむ「ホットスタウト」を提案します。
  2. (2)発泡酒
    糖質70%オフの「淡麗グリーンラベル」に注力し、「ココロもカラダもここちよい」という価値を訴求します。※ 文部科学省が公表している五訂増補日本食品標準成分表の「発泡酒」糖質量(≒炭水化物−食物繊維)と比較。
  3. (3)新ジャンル
    伸張する新ジャンル市場において、引き続き圧倒的な存在感を誇る「キリン のどごし<生>」をリニューアルします。酵母がより元気に発酵する「フレッシュ酵母製法」により、さらなる“のどごしの良いうまさ”を実現するほか、「のどごし 夢のドリーム」を新テーマにしたプロモーションを展開します。
    また、アルコール6%の飲みごたえに、しっかりとしたボディ感、余韻が感じられる豊かな味わいを実現した「キリン 濃い味<DELUXE>」を2月20日に発売します。
  4. (4)RTD
    成長カテゴリーであるRTDでは、「氷結」を中心に資源を積極投入していくほか、ワイン気分を気軽に味わえる爽快な飲み心地のお酒「キリンワインカクテル ワインスプリッツァ」のリニューアルや新しいフレーバーを投入し、お酒の新しい飲み方や楽しみ方を提案します。
  5. (5)ワイン
    新スローガン「ワインのおいしい未来をつくる。」を掲げ、「お客様に、ワインを通じていつもより華やかな時間を身近に楽しんでいただくこと」、「ワインを日本の食や味覚に合わせて楽しんでいただくこと」、「大切な誰かとのつながり、会話の弾む幸せな食の時間を楽しんでいただくこと」の3つの価値を提案し、ワインの日常化促進を図ります。
    「春のワイン企画」では、重点ブランドである「フランジア」、「フロンテラ」、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」、「エブリィ」を中心に、旬の食材、お花見、アウトドアといった春ならではの生活シーンや、スプリッツァなど気軽なワインの飲み方を提案します。
    また、2009年から継続している「ロゼワイン プロモーション」を2013年も実施します。カリフォルニアワイン「フランジア ペットボトル ロゼ」、「シャトー・メルシャン アンサンブル ももいろ」など計4品の新発売をきっかけに、春にロゼワインを楽しむシーンや、ロックやスプリッツァなど様々な飲み方を提案し、ワインの普及活動を推進します。
  6. (6)和洋酒
    洋酒では、「富士山麓」「フォアローゼズ」、さらには「ジョニーウォーカー」をはじめとしたディアジオ社ブランドを中心に大幅な支持拡大を目指します。堅調に推移する市場である梅酒では、「まっこい梅酒」をリニューアルするなど「まっこい」ブランドを中期的に育成していきます。焼酎では、熊本県八代市にある乙類焼酎製造「八代不知火蔵」で造る「白水」シリーズなどの商品群を中心に育成することで、乙類焼酎市場での存在感を高めていきます。
  7. (7)ノンアルコール飲料
    “アルコール0.00%”という新しい価値を持った商品として好評をいただいているノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン フリー」の味覚とパッケージをリニューアルします。ノンアルコールビール特有の酸味・後味を改善し、のどごしがよく爽快感のあるおいしさを実現します。お酒らしさを気軽に味わえるノンアルコール・チューハイ「ゼロハイ」とともに、ノンアルコール市場の活性化を図ります。

以上

【お問い合わせ先】
キリン お客様相談室 フリーダイヤル:0120-770-502
【キリンホームページ】
https://www.kirin.co.jp/