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<参考資料>自動販売機の夏季節電対策について

  • その他

2015年5月26日

キリンビバレッジ株式会社

キリンビバレッジ株式会社(社長 佐藤章)は、今年の夏季においても、自主的に自動販売機の節電対策に取り組み、電力削減を実施します。

当社は、これまでも7月~9月につきましては、最も電力消費の多い時間帯である午後1時から午後4時までの間は冷却機能を停止し、また、屋内設置自販機は24時間消灯を徹底するなど、積極的な節電協力を行ってきました。今夏においても節電が必要な地域及び期間等において、設置先であるお客様のご理解を前提に、「冷却機能の一時停止」などの節電対策を実施します。

  • 2015年の当社自動販売機における節電・環境負荷低減の取り組みは下記の通りです。
    • ①最新タイプの「ヒートポンプ式自動販売機」導入拡大
    • 当社では、業界同様、自動販売機の電力削減に取り組んでおり、「ピークカット機能」や「学習省エネ機能」の自動販売機を導入しています。また、冷却で発生した熱を外に放出せず、効率よく加温商品を温める為に利用する省エネタイプの「ヒートポンプ式自動販売機」の導入を2006年より開始しました。2012年からは、缶・ペットボトル自動販売機の新規投入機全て(※1)を「ヒートポンプ式自動販売機」に変更し、現在は設置自動販売機の約65%が切り替わっています。
    • また2013年から新タイプの「ヒートポンプ式自動販売機」を採用しており年々、消費電力の削減率が進んでいます。2015年の最新タイプは2010年の「ヒートポンプ式自動販売機」と比較して約60%の消費電力を削減しています(※2)。最新タイプの「ヒートポンプ式自動販売機」の特徴として、ヒートポンプ機能に加えてインバーター制御により最適効率の回転数を可変するコンプレッサーを搭載しています。また、一部のタイプは真空断熱材を多用することで保冷・保温効果を高め、飲み頃温度を保ったままコンプレッサーを最大14時間停止することが可能となり日中の「節電」に貢献します。
    • ②2015年新規採用全台にLED照明を採用
    • 2013年以降は、従来の蛍光灯に比べて電力消費を最大約70%削減できる「LED照明」を、缶・ペットボトル自動販売機の新規投入機全てに搭載しています。2015年についても同様に、紙パック機を含む新規投入機全てに搭載します。

当社では、自動販売機を清涼飲料を提供する機器としてだけでなく、お客様にご利用頂くことで社会とのつながりを深める場と位置付け、社会貢献型自動販売機の展開も拡大しています。乳がんの早期検査を啓発する「ピンクリボン自動販売機」やサッカー日本代表チームの強化とサッカー文化の普及を支援する「サッカー日本代表・応援自動販売機」、ベルマーク活動を支援する「ベルマーク自動販売機」などを展開しています。また、災害時に清涼飲料を無償で提供する災害自動販売機も展開し、ライフラインとしての役割を果たしています。

キリンビバレッジは、水分補給として清涼飲料を飲用する機会が特に増える夏場において、お客様に安定的な商品の提供を図りながら、電力削減に協力していきます。

  • ※1 技術的に導入が難しい薄型機/小型機を除く。
  • ※2 25セレクションの自動販売機でオールコールドの状況での最大消費電力での比較

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