メルシャン株式会社(社長 横山清)は、日本固有のブドウ品種である「甲州」を使用した「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香」から、秀逸な作柄の年のみ生産する限定商品「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2014」を、6月16日(火)より全国で発売します。
ワイン市場の好調に伴いお客様のニーズも多様化する中、日本産ブドウを100%使用した日本ワインが特に注目を集めています。中でも日本のブドウで初めてO.I.V.(国際ブドウ・ワイン機構)への醸造用品種登録を実現した「甲州」への取り組みは盛んで、和食の世界無形文化遺産への登録や2020年の東京オリンピック開催など、これからも様々な場面で「甲州ワイン」に対する関心が高まることが期待されます。
当社は、今回発売する「甲州きいろ香」をはじめ、「甲州ワイン」に関するさまざまな研究や商品づくりをこれからも積極的に行いながら、国内外における日本ワインの普及と価値向上に貢献します。
- 「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ 2014」について
- 「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香」は、2004年、ワインの香りの世界的権威であるボルドー大学との共同プロジェクトにおいて、同大学の故 富永敬俊博士の指導により「甲州」の新しいスタイルを生み出すことに成功したワインです。
- 2014年は、ファーストヴィンテージ発売から10年目を迎えた節目の年となりました。「きいろ香」誕生のきっかけとなったブドウ畑「上野園」のブドウの作柄も秀逸であったことから、昨年に続き今年も、「上野園」のブドウだけを用いたシングルヴィンヤードの特別なワインを発売します。
- ライム、グレープフルーツに加えて、かぼす、すだちのようなピール感を伴う和柑橘の香りと共に、いよかん、みかんなどオレンジ色の果皮を持つ柑橘の香りも感じられます。クリーンな酸が特長の、しっかりとしたミネラル感や豊かな酸味を感じられるワインです。特長的な柑橘香を生かすため、濾過は行わず仕上げました。
- 「上野園」と2014年の作柄について
- 「上野園」は、甲府盆地の北東部・山梨市を流れる笛吹川の右岸、河岸段丘上にあり、他の畑と比較して砂礫(されき)質の土壌が水はけの良さをもたらしているのが特長です。この畑の「甲州」から2003年に初めて3MH(3-メルカプト・ヘキサノール)という、ソーヴィニヨン・ブランに代表される柑橘香を特徴付ける成分が発見され、「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香」の誕生につながりました。
- 2014年は非常に冷涼で、降雨も多い年でしたが、香りや酸が重要となる白ワイン用品種には適した気候であったため、柑橘系の香りが際立つブドウが収穫出来ました。
メルシャン株式会社は、ワイン事業スローガン「ワインのおいしい未来をつくる。」のもと、ワインのある豊かな時間を通じて、人と人とのつながりを楽しんでいただけるよう、様々な提案を続けていきます。
「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香キュヴェ・ウエノ 2014」の商品概要
- 1.商品名・色・アルコール
- 「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香キュヴェ・ウエノ 2014」(白)12%
- 2.容量・容器
- 750ml・びん
- 3.カテゴリー分類
- 果実酒
- 4.発売日
- 2015年6月16日(火)
- 5.発売地域
- 全国
- 6.価格
- オープン価格