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[食領域]

女子栄養大学とキリン株式会社が産学連携包括協力に関する協定を締結

~栄養・食を通じた健康寿命延伸の実現のために~

  • CSV

2015年7月6日

女子栄養大学
キリン株式会社

女子栄養大学および女子栄養大学大学院(学長 香川芳子 以下:女子栄養大学)とキリン株式会社(代表取締役社長 磯崎功典 以下:キリン社)は、「食を通じた健康寿命の延伸※1」という共通テーマのもと、食と健康における相互の知見や強みを生かす社会の健康増進に貢献するために、産学連携包括協力に関する協定を締結し、本日調印式を行います。

  • ※1 健康寿命の延伸…厚生労働省の掲げる国民健康づくり運動「健康日本21(第二次)」の中心課題であり、「健康上の問題で制限されることなく生活できる期間」と定義され、その実現に向けて企業も積極的に役割を果たしていくことが求められている。

近年、少子高齢化に伴う社会保障制度の維持や医療費の削減が社会課題となっており、健康の維持・増進や疾病の予防に関する消費者の意識が高まっています。両者は、健康寿命の延伸のためのバランスのとれた食生活の重要性に関する地域や社会への適切な情報発信などの啓発活動や、そのための高度人材養成などに共同で取り組み、栄養学の視点から社会課題の解決に貢献します。

女子栄養大学は、建学の精神である“食による人間の健康の維持・改善を図る”をもとに、栄養学の教育と研究に力を注いでいます。管理栄養士など日本の食と栄養を支える多くの人材を育成しており、多様な社会活動を通じて、日本人の健康の維持・改善に貢献しています。今回、キリン社との産学連携により、大学および大学院の栄養学や保健学の研究と実践のための高度人材養成を促進し、その成果を社会へ還元します。
また、キリン社は、CSV※2経営におけるテーマの一つとして「健康の増進」を掲げており、独自の発想と技術を掛け合わせた「イノベーションの力」により、健やかで快適な暮らしにつながる商品や活動を展開しています。「食」「栄養」「健康」に関して高い専門性を有する女子栄養大学と連携することにより、社会課題の解決につながる新しい価値をもった商品やサービスの開発につなげます。

  • ※2 CSV…Creating Shared Valueの略

今後、両者は「連携協議会」を設置し、相互の情報や知見に基づき啓発活動プランや共同研究テーマを定めるなど、連携を深めていきます。そして、「食を通じた健康寿命の延伸」につながる活動を展開し、人々の生活の質の向上と健康を支える社会環境の質の向上を目指します。

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