[食領域]
国内最軽量※のビール中びんが「ワールドスター賞」を受賞!
- 研究・技術
2018年5月22日
キリン株式会社
キリン株式会社(社長 磯崎功典)とキリンビール株式会社(社長 布施孝之)は、日本山村硝子株式会社と開発した国内最軽量のビール中びん(リターナブル)において、世界包装機構主催の「ワールドスター2018コンテスト」で「ワールドスター賞」を受賞しました。
- 2018年5月現在。当社調べ。
同びんは、環境に配慮したパッケージ開発の一環として開発したもので、2014年11月より九州で展開を開始したほか、2015年からは全国展開しています。ビール大びん(リターナブル)で培った、傷をつきにくくすることでびんの強度を保ち、びんを軽量化できるセラミックスコーティング技術を応用したもので、従来の470gから90g軽くするなど約2割の軽量化に成功しました。
また、軽量化にあたっては、強度を向上するために、びんの裾部の半径を小さくすることで、成形の際に肉厚を確保しやすい形状としました。
さらに、同時に胴径を1.5mmスリム化したことで、ハンドリング性の向上も実現しました。この軽量化により、1ケースあたり(20本入り)では1.8kg軽くなり、流通や酒販店、飲食店などでの作業負荷の軽減にもつながっています。
「ワールドスター賞」とは
- 「ワールドスターコンテスト」は、世界の優れたパッケージとその技術を普及することを目的として実施されるコンテストです。
- 社団法人日本包装技術協会が主催する「日本パッケージングコンテスト」に入賞した作品が、「アジアスターコンテスト」、「ワールドスターコンテスト」ヘの出品資格を獲得し、入賞を目指してアジアや世界各国から出品された作品と競い合います。
- 今回の「ワールドスター2018コンテスト」では、世界各国から集まった201件の作品の中から、当社のビール中びんがBeverage Category部門で「ワールドスター賞」に選ばれ、5月2日(水)にオーストラリアのゴールドコーストで授賞式が行われました。
今年の「ワールドスター賞」授賞式

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