[食領域]
「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」着工
~ブドウ栽培からワイン造りまで全て公開する、地域と共生するワイナリーを目指して~
- その他
2018年10月25日
メルシャン株式会社
メルシャン株式会社(社長 代野照幸)は、2019年秋にオープンする「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」(長野県上田市)について、2018年10月25日(木)より着工します。
同ワイナリーでは、「シャトー・メルシャン」のアイコンシリーズ「同 椀子オムニス」を始めとする「椀子ヴィンヤード」産ブドウを使ったワイン6種類や、「同 北信左岸シャルドネ リヴァリス」など「北信地区」産ブドウを使ったワイン4種類など、約10種類のワインの製造を、2019年秋より開始します。
当ワイナリーは、約20haの「椀子ヴィンヤード」内に建設する、360度畑に囲まれた“ブドウ栽培からワイン造りまでを公開するブティックワイナリー※”です。ワイナリーには、醸造設備の他にテイスティングやワインを販売する設備を設け、通年でお客様をお迎えします。
- セラードア(直販)機能を備え、中規模かつ品質志向をもつワイナリー

ワイナリー外観完成予想図
当社は、2003年に上田市丸子地区陣場台地に、「椀子ヴィンヤード」を開園しました。以来、上田市や地権者など地元の皆さまに支えられ、2018年で開園15周年を迎えました。同畑のブドウから造るワインは、2010年の発売以来、国内外のワインコンクールで多数の受賞を重ね、「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード オムニス 2012」が「G7伊勢志摩サミット2016」で提供されるなど、日本を代表するワインとなりました。
2019年には、上田市として初となるワイナリーをオープンし、地域の皆さまとともに、上田市のさらなる発展に取り組んでいきます。
シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー
- 「地域と共生するブティックワイナリー」、3つのコンセプト
- ①産業・経済との共生
地元の雇用、観光、経済的な側面から捉えた、地域経済の活性化と共生を目指します。 - ②自然との共生
生態系調査に基づく絶滅危惧種や草原の再生、ブドウに優しいワイン造りなど、自然との共生を実現します。 - ③未来との共生
子供たちの農業体験、若手人材育成、地域ワイナリ―との連携など未来の時間軸を大切にします。
- ①産業・経済との共生
- 設備の特長~ブドウにやさしい「グラビティ・フロー」
重力に従って優しくブドウ果実やワインを移動させる「グラビティ・フロー」を意識した設計としています。

メルシャン株式会社は、ワイン事業スローガン「ワインのおいしい未来をつくる。」のもと、ワインのある豊かな時間を通じて、人と人とのつながりを楽しんでいただけるよう、さまざまな提案を続けていきます。
「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」概要
- 名称
- シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー
- 建設予定地
- 長野県上田市長瀬字一本木152番地 外17筆
- 醸造開始(予定)
- 2019年秋
- 建設内容
- ワイナリーおよびセラードア施設
- 敷地面積
- 8,852.83㎡
- 延床面積
- 1,458.94㎡(鉄骨造2階建)
- 設計・施工会社
- 株式会社ヤマウラ(長野県駒ヶ根市)
- 初年度生産予定数量
- 約5,000ケース ※720ml×12本換算
- 製造する主なワイン(予定)
-
「椀子ヴィンヤード」産ブドウから造るワイン
- アイコン シリーズ
- シャトー・メルシャン 椀子オムニス
- テロワール シリーズ
- シャトー・メルシャン 椀子メルロー
- シャトー・メルシャン 椀子シラー
- シャトー・メルシャン 椀子ソーヴィニヨン・ブラン
- シャトー・メルシャン 椀子シャルドネ
- シャトー・メルシャン 椀子ロゼ
「北信地区」産ブドウから造るワイン
- アイコン シリーズ
- シャトー・メルシャン 北信左岸シャルドネ リヴァリス
- シャトー・メルシャン 北信右岸シャルドネ リヴァリス
- テロワール シリーズ
- シャトー・メルシャン 北信シャルドネ
- シャトー・メルシャン 北信シャルドネ アンウッデッド
- アイコン シリーズ

テラスからの眺望イメージ

醸造設備見学エリアイメージ