「キリングループ プラスチックポリシー」を策定

~2027年までに日本国内におけるPET樹脂使用量の50%をリサイクル樹脂に~

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2019年02月07日

キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、「環境」に関する大きな社会課題の1つである「プラスチック廃棄物課題※1」の解決に向けた取り組み方針「キリングループ プラスチックポリシー」を策定しました。キリングループでは、プラスチックが抱える本質的な課題を把握し、グループ各社が提供するプラスチック容器包装等に対する適切な取り組みを迅速に進めることで、プラスチックの持続可能な使用および資源の循環を推進していきます。

  1. プラスチックはその利便性から様々な製品や容器包装等に使用されている。その種類や用途は多岐にわたり、使用された樹脂の種類によって回収率やリサイクル率が異なり、全てが効率的に循環している状態とは言い難い。また、環境中に捨てられたプラスチックごみが最終的に海に流れ、海洋汚染や生態系に影響を及ぼしている可能性が国際的にも指摘されている。

キリングループ プラスチックポリシー

(1)PETボトルの資源循環を推進します。

  • キリングループが提供しているプラスチック容器包装等のほとんどは飲料ボトル用PET樹脂が占めており、その一部にリサイクル樹脂を使用しています。キリングループは、PETボトルの資源循環を推進するため、日本国内におけるリサイクル樹脂の割合を2027年までに50%に高めることを目指します。
    また、PETボトルの資源循環を推進するためには、良質な使用済PETボトルを効率的に回収することが不可欠です。キリングループでは、国や地域、業界団体等と協働しながら、良質な使用済PETボトルの効率的な回収・利用システムの構築を積極的に進めていきます。

(2)ワンウェイプラスチック※2の削減および他の素材への代替に努めます。

  • プラスチックごみの多くは、ワンウェイプラスチックと言われています。キリングループは、グループ各社が提供するワンウェイプラスチックの削減に努めるとともに、他の素材への代替にも取り組んでいきます。
  1. 再使用を前提としない、一度だけしか使われない使い捨てのプラスチック。

(3)PETボトル原料の持続性向上を目指します。

  • キリングループでは、これまでも環境負荷軽減の観点からPETボトルの軽量化を継続的に進めてきました。今後もより一層の軽量化を目指していきます。
    また、PETボトル原料の持続性向上のため、石油資源からの脱却に向けた非可食性植物由来のPETボトル樹脂導入の検討も進めていきます。

上記に加え、プラスチックの資源循環を推進していくための啓発活動や海岸清掃活動等へも積極的に参画していきます。

また、キリンビバレッジ株式会社(社長 堀口英樹)では、一般社団法人 全国清涼飲料連合会が昨年発表した「清涼飲料業界のプラスチック資源循環宣言2018」に賛同し、「2030年までにPETボトルの100%有効利用」の実現に向けて、業界を挙げて取り組んでいきます。

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