キリンホールディングスが、「人的資本経営コンソーシアム」に発起人として参画

  • 人事

2022年9月14日

キリンホールディングス株式会社

キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、8月25日(木)に設立された「人的資本経営コンソーシアム」に参画します。一橋大学CFO教育研究センター長の伊藤邦雄氏を代表とする7名の発起人の一人として、経済産業省・金融庁の支援のもと、日本企業の持続的価値向上に向けて「人的資本経営」の推進に取り組んでいきます。

「人的資本経営コンソーシアム」について

1.設立趣旨

人財を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる「人的資本経営」への注目が高まっています。経営陣が自社の中長期的な成長に資する人財戦略の策定を主導し、実践に移すとともに、その方針を投資家との対話や統合報告書等でステークホルダーに説明することは、持続的な企業価値の向上に欠かせません。このため、「人的資本」経営の実践に関する先進事例の共有、企業間協力に向けた議論、効果的な情報開示の検討を行う場として、「人的資本経営コンソーシアム」が設立されました。本コンソーシアムの活動を通じて、「人への投資」に積極的な日本企業に世界中から資金が集まり、次なる成長へとつながることが期待されます。

2.今後の活動

本コンソーシアムでは、総会のもとで方針や戦略を議論する企画委員会、および実践分科会、開示分科会が設置され、委員会および両分科会の活動を通じ、「人的資本経営」の実践に関する先進事例の共有、企業間協力に向けた議論、効果的な情報開示の検討が進められ、投資家との対話の場も設けられる予定です。当社は、企画委員会に参画します。

3.「人的資本経営コンソーシアム」発起人、当社 磯崎功典のコメント

人財戦略などの非財務情報は、将来にわたっての経営力を表す指標としてその重要性が増しており、当社も人的資本への投資は、待ったなしの最優先課題と位置付けています。
キリングループは、約10年前からCSV※を経営の柱に据え、長年培ってきた発酵・バイオの技術を生かしてビール・医薬などの既存事業だけでなく2019年にはヘルスサイエンス事業に参入し、健康という社会課題の解決を目指して、両利きの経営に挑戦しています。新規事業を推進するには、これまでの人財戦略だけでは通用せず、新たな人財戦略や組織能力の大転換が要求されます。具体的には、「構想力」、「想像力」、「イノベーション」、「専門性」、「多様性」が喫緊に求められています。VUCAといわれる今の時代、経営環境はますます厳しく、かつ複雑化していくものと予想され、企業がいかに持続的成長を果たせるか、また日本の明るい未来が描けるかは、ひとえに「人財力」にかかっていると確信しています。
「人的資本経営」の取り組みは、日本全体ではまだ着手したばかりです。一方、人的資本への投資は、かつては世界から注目され、日本企業のお家芸ともいわれたこともありました。人的資本を企業価値向上にどう結び付けるか、定量化・構造化・あるいは企業独自の指標をどう設定するかなどの多くの課題を、この産・官・学が集まる本コンソーシアムを通じて知恵を絞ることで、日本全体の「人的資本経営」が一層進むことを期待し、力を尽くします。「人財」は社会全体で育てていくものであり、日本社会全体の持続的な成長に向けて、一緒に取り組んでいきます。
※ Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

「人的資本経営コンソーシアム」発起人

・一橋大学CFO教育研究センター長 伊藤 邦雄氏【発起人代表】
・SOMPOホールディングス株式会社 グループCEO 取締役代表執行役会長 櫻田 謙悟氏
・株式会社 日立製作所 取締役会長 代表執行役 東原 敏昭氏
・ソニーグループ株式会社 代表執行役 会長 兼 社長 CEO 吉田 憲一郎氏
・アセットマネジメントOne株式会社 取締役社長 菅野 暁氏
・株式会社リクルート 代表取締役社長 北村 吉弘氏
・キリンホールディングス株式会社 代表取締役社長 磯崎 功典

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