~ワイン用ブドウの草生栽培が生物多様性の回復に貢献することを評価~

「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」が「第10回環境省グッドライフアワード」で「10周年特別賞 生物多様性賞」を受賞

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2022年12月5日

キリンホールディングス株式会社

キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、「第10回環境省グッドライフアワード」にてメルシャン株式会社(社長 長林 道生)の「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」の「椀子ヴィンヤード」を通じた生物多様性と里地里山環境の回復の取り組みにおいて「10周年特別賞 生物多様性賞」を受賞しました。

環境省が主催する「環境省グッドライフアワード」は、環境と社会によい活動を応援し、社会をよくするSDGsを体現する取り組みを幅広く表彰するものです。

当社は、「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」の「椀子ヴィンヤード」で、2014年から国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構の協力の元で生態調査を行うなど、ネイチャー・ポジティブに向けた取り組みを加速させてきました。「椀子ヴィンヤード」は、日本ワインの原料であるブドウを生産するために、遊休荒廃地を草生栽培のブドウ畑に転換した場所であり、草生栽培のブドウ畑が良質で広大な草原を創出することによる生物多様性の回復が科学的に証明されるとともに、当社が「キリングループ環境ビジョン2050」で掲げる「ネイチャー・ポジティブ」の実現例にもなっています。

キリングループは自然の恵みを原材料に、自然の力と知恵を活用して事業活動を行っているため、生物多様性の保全は重要な経営課題であると認識し、「キリングループ生物多様性保全宣言(2010年)」のもとで取り組みを進めてきました。2021年12月には「自然関連財務情報開示タスクフォース」(TNFD)の“The TNFD Forum”に参画し、2022年7月に当社が公開した「環境報告書」では、「TNFD LEAPアプローチ」を踏まえた自然資本の試行的開示を行いました。生物多様性を含む自然資本※1に関する取り組みを加速させるとともに、複合的に発生し相互に関連する「キリングループ環境ビジョン2050」で掲げる4つの課題(生物資源・水資源・容器包装・気候変動)に、統合的に取り組んでいきます。
※1 自然資本とは、再生可能及び非再生可能資源や生態系サービスのフローを社会に供給する自然資産のストック

今後もキリングループは、豊かな地球の恵みを将来にわたって享受し引き継ぎたいという思いを、バリューチェーンに関わるすべての人々と共につなぐべく、さまざまな社会課題に対する取り組みを積極的に進めていきます。

<参考>
キリングループ環境ビジョン2050
キリングループ「環境報告書」2022

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