［食領域］

「古越龍山金龍」と「古越龍山善醸仕込み」が「ジャパンフードセレクション」で紹興酒として日本初のグランプリを受賞

商品・サービス

2025年7月15日

キリンビール株式会社

キリンビール株式会社（社長堀口英樹）のグループ会社である株式会社永昌源（社長大山拓郎以下、永昌源）が販売する、紹興酒の世界的ブランド「古越龍山」の「古越龍山金龍（以下、金龍）」、「古越龍山善醸仕込み（以下、善醸仕込み）」が、「ジャパンフードセレクション（以下、JFS）」の食品・飲料部門において2品揃って最高評価のグランプリを受賞しました。

永昌源は、1948年に創業し、2008年より中国を代表する紹興酒ブランド「古越龍山」を日本市場で展開しています。このたび、「味わい・原料・安全性」に加え、日本のお客様の嗜好に寄り添った商品設計や新たな飲み方の提案、多様な飲用シーンの創造などの革新的な取り組みが高く評価され、紹興酒として日本で初めて「JFS」のグランプリを受賞しました。

「JFS」は、日本フードアナリスト協会が主催する、日本初のフードアナリストによる食品・飲料の評価制度です。飲料、和洋菓子、調味料、加工食品、冷凍食品など多岐にわたるカテゴリーが設けられており、それぞれの部門で「グランプリ」「金賞」「銀賞」「銅賞」が選出されます。審査は、食の専門知識を持つフードアナリストが中心となり、味・香り・食感・パッケージ・コンセプトなど多角的な視点から行われます。特に、消費者目線を重視した評価が特長で、受賞商品は高い信頼性と品質の証として、流通業界や消費者から注目されています。

「古越龍山」は、中国を代表する世界No.1の紹興酒ブランド※1で、伝統的な製法を守りながら日本のお客様の嗜好に合わせた高品質なラインナップを展開しています。「金龍」は貯蔵5年原酒をメインに使用し、糖と酸のバランスを調整して芳醇でまろやかな甘みを実現しています。高級感のある赤と金色のパッケージも特長です。「善醸仕込み」は仕込み水の一部に老酒を使用する善醸製法により、濃厚で上品な甘みと華やかな香りを持ち、ソーダ割りなど新しい飲み方にも適しています。
※1 生産量数（2024年度）No.1中国酒業協会黄酒分会調べ

受賞に際して代表取締役社長大山拓郎コメント

「このたび、『金龍』および『善醸仕込み』が『JFS』においてグランプリを受賞できましたことを、大変光栄に感じております。これもひとえに多くのご支援をいただいているお得意先の皆様とお客様のご愛顧の賜物であり、心より感謝申し上げます。当社は、伝統的な紹興酒の製造技術を守りながらも、日本の若年層やカジュアルな飲用シーンに合う革新的な商品開発を進めてまいりました。今後も『古越龍山』ブランドの伝統と革新の精神を胸に、日本の皆さまに中国酒の奥深さと楽しさを広くお伝えし、紹興酒文化のさらなる発展に貢献してまいります」

永昌源について

永昌源は1948年7月、埼玉県深谷市櫛引（旧・藤沢村大谷）に設立しました。終戦後、満州（現在の中国東北部）から引き揚げてきた人々が持ち帰った醸造技術を活かし、創業しました。当時は中国からの酒類の正式な輸入が困難な時代であったため、国内で中国酒の製造・販売を行い、日本における中国酒の普及を目的として活動していました。2002年にキリングループ入りし、その連携により全国展開と認知拡大を実現、現在も中国酒文化の普及に貢献しています。

古越龍山について

古越龍山は15世紀後半に創業し、現在に至るまで中国全土で紹興酒を展開している、浙江省紹興市を拠点とする老舗酒造メーカーです。中国を代表する酒造企業の一つとして知られ、中国醸酒工業協会および中国黄酒協会の主要メンバーとしても積極的に活動しています。製造には、厳選された良質のもち米、名水として名高い鑒湖水系、そして伝統的な酒母を使用しています。さらに長期熟成を経ることで、深いコクとまろやかな味わいを実現しています。