麦芽の受け入れ検査

ビールの主原料である麦芽の品質は、元となる大麦の収穫地やその年の天候、麦芽に加工する過程などにより、微妙な影響を受けるため、食品安全品質保証センターではビール工場で受入れる前に数々の基準でサンプルを評価しています。
評価項目としては、エキス分は十分か、たんぱく質の量や性質は適切か、安全性についても天候などの影響でカビが発生した痕跡がないかなど、目に見えないレベルまで検査します。さらに、実験室で実際にビールをつくって評価する発酵試験も行っています。
こうした品質検査の結果は、すべてのロットの結果がビール工場に共有され、ビールづくりにそのデータが活用されます。
そして食品安全品質保証センターでは、ロットごとの品質やビール工場で使用した結果を総合的に評価します。こうした結果をサプライヤー様にフィードバックして、麦芽品質の維持向上につなげています。