コミットメントとパフォーマンス
経営理念を基に、キリングループが社会と価値を共創し持続的な成長を目指す指針としてCSVパーパスを掲げ、その実現と企業としての普遍的な責務を果たすため、非財務目標とCSVコミットメントを設定しています。
非財務目標はサステナビリティに関する重要課題の目標であり、「健康」「コミュニティ」「環境」「人的資本」の4つの項目で定量的に示せる指標を設定しています。
CSVコミットメントはCSVパーパスの実現に向けたアクションプランで、各事業・部門が定量もしくは定性的な目標を掲げ、取り組んでいます。
-
健康
グループのヘルスサイエンス商品を通じ与えた社会的インパクト※1
1億6,500万人
2028年目標 → 1億8,500万人
-
環境
GHG排出量削減率
32%
2028年目標 → 41 %
-
環境
水ストレスが高い製造拠点における用水使用原単位※2
2.5L/L未満
2028年目標 → 2.5L/L未満
-
人的資本
従業員エンゲージメントスコア
76
2028年目標 → 76
-
人的資本
LTIRスコア
2.25
2028年目標 → 1.75
-
人的資本
国内女性経営職比率※3
20%
2028年目標 → 26 %
-
コミュニティ
事業会社のコミュニティ活動の達成度※4
7指標
2028年目標 → 8 指標
-
デジタル
個人・組織における業務プロセスのAI化・自動化による業務生産性の向上
15%
2028年目標 → 25 %
(非財務目標より一部抜粋)
-
※1関連商品の購入率を基にリーチ人数を算出
-
※2水ストレスが高い製造拠点とは、AqueductのSeasonal Variability、Interannual Variability、Baseline Water Stressと製造量を基に当社が定義した工場であり、対象工場は、 Tooheys Brewery/Castlemaine Perkins の2拠点です。
-
※3日本国内の女性経営職比率の集計対象は、キリンホールディングス株式会社原籍社員としています。ただし、執行役員および再雇用者は含みません。当社では経営職を、他の民間企業で用いられている管理職(労働者を指揮し、組織の運営に当たる者)などの呼び方と同程度の職位と定義しています。
-
※4CSVコミットメントの達成度から算出
2026年時点CSVコミットメントー覧
酒類事業を営むキリングループとしての責任
| 経営諸課題 | 特に貢献するSDGsターゲット | CSVコミットメント | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 中項目 | アプローチ | 成果指標 | 会社/部門 | 目標値 | 目標年 | |
| アルコール関連問題への対応 | 3 | 適正飲酒啓発を推進することでアルコールの有害摂取の根絶に繋げ酒類を製造・販売する企業グループとしての社会的責任を果たすとともに、文化継承とお酒のある持続的な社会を創造し、酒類事業環境の維持継続に繋げます | 適正飲酒啓発プログラムの参加・閲覧数 | キリンビール | 2025年からの累計4000万人(1000万人/年) | 2028年 |
| メルシャン | 2026年からの累計6,000人(2,000人/年) | 2028年 | ||||
| ライオン | Alcohol&Me(適正飲酒啓発)の エンゲージメント指数の向上(2027年比) | 2028年 | ||||
| 3 | ノンアルコール・低アルコール商品の提供を通じて、お客様の目的に応じた選択肢を拡充し、お客様のアルコール摂取量のコントロールを支援するとともに、ノンアルコール・低アルコール商品による事業成長に繋げます | ノンアルコール・低アルコールの構成比 | キリンビール | ノンアルコール・低アルコールの構成比増 | 2028年 | |
| ノンアルコール・低アルコールの飲用機会の拡大に繋がるような商品・SKUの上市やそれに繋がる活動 | メルシャン | 2026年からの累計4SKU | 2028年 | |||
健康
| 経営諸課題 | 特に貢献するSDGsターゲット | CSVコミットメント | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 中項目 | アプローチ | 成果指標 | 会社/部門 | 目標値 | 目標年 | |
| 免疫機能維持支援、栄養へのアクセス向上 | 3 | プラズマ乳酸菌入り商品を育成・拡大することで、免疫ケアの市場を確立するとともに、お客様の健康維持と事業の成長へと繋げます | プラズマ乳酸菌継続摂取人数 | キリンビバレッジ | 105万人 | 2028年 |
| 生活習慣病の予防支援 | 3 | 無糖・減糖の商品を育成・拡大することで、日常の食生活を通じてお客様の健康維持に貢献するとともに、事業の成長へと繋げます | 砂糖使用量削減(2019年比) | ▲2,610t | 2030年 | |
| 生活習慣病の予防支援 | 3 | 商品の減糖リニューアルを行い砂糖の摂りすぎによる健康リスクを低減し、お客様の高まる健康志向に対応しながら、事業の成長へと繋げます | 商品減糖対応の実行度 | インターフーズ | 100% | 2028年 |
| 免疫機能の維持支援 | 3 | 免疫ケア商品の市場規模を拡大することで、お客様の健康課題解決に貢献します | 免疫ケア市場規模拡大への貢献度(リーチ人数) | 66,400人 | 2028年 | |
| 免疫機能の維持支援 生活習慣病の予防支援 |
3 | “おいしい食品“を通じた「予防支援」の提供と免疫市場の拡大を通じ、食を通じた心と体の健康へ貢献し、事業の拡大を目指します |
小岩井乳業の商品・サービスを通じ与えた社会的インパクト
|
小岩井乳業 |
|
2028年 |
| 内外健康・心身のパフォーマンスの維持・向上の支援 | 2,3,9 | 健康食品などへの配合成分シチコリンを供給し、幅広い年代のお客様の脳機能をサポートし、活き活きした健康的生活を支援します | シチコリン配合製品(健康食品、飲料など)の継続摂取者数 | 協和発酵バイオ | 160万人 | 2027年 |
| 生活習慣病の予防支援、 内外健康・心身のパフォーマンスの維持・向上の支援、免疫機能の維持支援、 栄養へのアクセス向上 |
3 | 自社商品を通じてお客様の健康課題解決に貢献し、自社の売上増加に貢献します |
キリンサプリ事業部の商品・サービスを通じ与えた社会的インパクト
|
キリンホールディングスヘルスサイエンス事業部 |
【イミューズサプリ】
【オルニチンサプリ】
|
2028年 |
| 内外健康・心身のパフォーマンスの維持・向上の支援、栄養へのアクセス向上 | 2,3 | 独自性のある商品・サービスを通じ、世界中の人々の健康寿命の延伸と生活の質(QOL)の向上のために貢献します |
ファンケルグループの商品・サービスを通じ与えた社会的インパクト
|
ファンケル |
|
2028年 |
| 内外健康・心身のパフォーマンスの維持・向上の支援、栄養へのアクセス向上 | 2,3 | 独自性のある商品・サービスを通じ、世界中の人々の健康寿命の延伸と生活の質(QOL)の向上のために貢献します | 健やかな暮らしにつながる社会活動の参加者数(2026年度からの累計参加数) | 2026年からの累計7,300人 | 2028年 | |
| 栄養へのアクセス向上 | 2,3 | 健康教育を通じて、サプリメントの活用機会の創出と健康結果の改善を図ります | Blackmores Instituteが提供する信頼ある健康教育のタッチポイント数増加 | ブラックモアズ | ヘルスケアプロフェッショナルへの教育タッチポイント数と教育モジュール提供数の合計を2027年以上に増加 | 2028年 |
| Life-changingな医薬品の創出と提供 | 3 | 社会的・経済的にインパクトの高い主要国でのグローバル品の上市状況を適応別・用法別に目標値を設定し、実績値を報告することで、Life-changing valueな医薬品の創出と提供に繋がる指標とします | 社会的・経済的にインパクトの高い主要国(日本・米国・カナダ・イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・スペイン)8か国における、Crysvita・Poteligeo・Libmeldy/Lenmeldyの適応別の上市状況 | 協和キリン | ※1 CRV_XLH(Adult):8/8 CRV_XLH(Pediatric):8/8 CRV_TIO:6/8 POT_CTCL:8/8 Libmeldy/Lenmeldy(PSLI):6/8 |
2028年 |
| 健康経営の実現 | 3 | 従業員とその家族が心身共に健康であることを基盤とし、従業員に挑戦する力が生まれ、成長を実感し活き活きと働き、個々の能力を発揮できる状態を目指します | プレゼンティーズム(国内) | キリンホールディングス人財戦略部 | 68.0% | 2028年 |
| 3 | ワークエンゲージメント(国内) | 2025年数値維持または改善 | 2028年 | |||
| 3 | 従業員対象の適正飲酒研修受講率 | 90%以上 | 2028年 | |||
| 食の安全・安心の確保 | 2 | 国際認証(GFSI※2認証スキーム・ISO22000スキーム)を活用した衛生管理、食品安全管理体制をグローバルに推進していきます | 食品安全の国際認証(GFSI認証またはISO22000)取得率 | キリンホールディングス品質保証部 | 100% | 2028年 |
| 労働安全衛生の確保 | 3 | 企業競争力の源泉である人財が安全・安心に働くことができる職場をつくることで、全ての従業員が潜在能力を発揮し各事業の成長へとつなげます | 休業災害度数率(LTIR※3) | キリンホールディングス人財戦略部 | 1.75 | 2028年 |
-
※1CRV:Crysvita,POT:Poteligeo,XLH:X-linked hypophosphatemia(X 染色体連鎖性低リン血症性くる病),TIO:tumor-induced osteomalacia(腫瘍性骨軟化症),CTCL:Cutaneous T-Cell Lymphoma(皮膚T細胞リンパ腫),PSLI:pre-symptomatic late infantile(臨床症状を伴わない乳児期遅発型)
-
※2Global Food Safety Initiativesの略。世界規模で食品安全を改善する活動に取り組む非営利団体
-
※3Lost Time Incident Rateの略。休業災害度数率
コミュニティ
| 経営諸課題 | 特に貢献するSDGsターゲット | CSVコミットメント | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 中項目 | アプローチ | 成果指標 | 会社/部門 | 目標値 | 目標年 | |
| 人と人、人と社会のつながりによる地域経済・コミュニティ活性化 | 4 | 違いを認め合い、互いを尊重し合うことで、誰一人欠けることなく、一人ひとりがそれぞれの場所で輝ける社会づくりを目指します | 障がいのある方やがん患者の方に向けた社会活動の参加者数(2026年度からの累計参加数) | ファンケル | 2026年からの累計137,400人 | 2028年 |
| 11 | 各商品ブランドが、それぞれ掲げる社会課題解決に向けてブランドアクションを実行し、アクションに対するお客様の共感を商品展開機会の拡大と事業の成長に繋げます |
|
キリンビール |
|
2028年 | |
| 3 | 「免疫ケア習慣」の啓発活動を通じて、お客様・地域コミュニティの課題解決・緩和を支援するとともに、「免疫ケア習慣」の浸透にも繋げます | 免疫ケアセミナーリーチ人数 | キリンビバレッジ | 11,500人 | 2028年 | |
| 3 | ベトナムにおいて健康的な生活を送るための重要なコミュニティになっている薬局へ、免疫ケア商品の配荷店数を増やし、お客様の健康課題解決に貢献します | 薬局における免疫ケア商品配荷店数 | インターフーズ | 5,000店 | 2028年 | |
| 3 | 患者さん中心を謳う協和キリンにとって大切なステークホルダーである患者さんに笑顔を届けることにより、ウェルビーイングを育むと共に事業の拡大に繋げます | 社会的・経済的にインパクトの高い主要国(日本・米国・カナダ・イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・スペイン)8か国における、Crysvita・Poteligeo・Libmeldy/Lenmeldyの適応別の上市状況 | 協和キリン | CRV_XLH(Adult):8/8 CRV_XLH(Pediatric):8/8 CRV_TIO:6/8 POT_CTCL:8/8 Libmeldy/Lenmeldy(PSLI):6/8 |
2028年 | |
| 8,11,17 | Visitor Centerおよび提供するサービスをより魅力的にして来場者数を増やすことで、当社の事業利益の向上を目指すだけでなく、ケンタッキーのバーボン産業全体の集客力を高め、地域コミュニティでの消費拡大にも貢献します |
|
フォアローゼズ |
|
2028年 | |
| 11 | 45年を超えるサッカー応援姿勢を強みに、サッカーを通じて家族や仲間とのつながりを深め、人の心によろこびを生み出す「キリンファミリーチャレンジカップ」など日本サッカー協会との協働により、人々の心と体の健やかさをサポートし、人と人がつながるこころ豊かな社会に貢献します | 「キリンファミリーチャレンジカップ」の全国開催と、参加者調査「人や社会によいことをしている」スコア | キリンホールディングスマーケティング戦略部 |
|
2028年 | |
| 原料生産地の持続的な発展、持続可能な生物資源の利用 | 2,4,11,12,15,17 | 茶葉農家支援(環境再生型農業支援、人権チェックリスト等)を通じて、紅茶生産農家のwell-being向上と持続的・安定的な茶葉調達の実現に繋げます | スコアカードの展開農園数 | キリンビバレッジ | スリランカのキャンディエリアにおける調達量および調達農園の50%以上をレインフォレストアライアンス認証、スコアカード展開農園とする | 2030年 |
環境
| 経営諸課題 | 特に貢献するSDGsターゲット | CSVコミットメント | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 中項目 | アプローチ | 成果指標 | 会社/部門 | 目標値 | 目標年 | |
| 持続可能な生物資源の利用 | 4,15 | ワインの生産を通じたネイチャーポジティブ経営を実現します | 「30by30」目標達成に向け、自然共生サイトの認定取得とそれに向けた活動 | メルシャン | 4ヴィンヤードでの認定(「椀子ヴィンヤード」の再認定含む)及びそのために必要な活動の実施 | 2028年 |
| 15 | 調達と操業による自然への影響を最小限に抑え、依存関係を理解し、サプライチェーンを強化します | 自然豊かな未来への当社の取り組みを反映するTNFDフレームワークに沿った開示の増加 | ブラックモアズ | 全ての気候情報開示をAFRS-2に 準拠するとともに、20個の自然情報開示を行う | 2030年 | |
| 15 | 企業活動における生物多様性への影響を認識し、その保全に努め、持続可能な生物資源の利用を推進します | 持続可能なパーム油の調達 | ファンケル | 100%維持 | 2028年 | |
| 12,13 | 限りある生物資源の有効活用と、廃棄物の効率的な回収及び容器包装由来の温室効果ガス管理強化によるScope3の管理を通じて責任ある企業としての役割を果たします | 埋め立て廃棄物の削減 | ブラックモアズ | 工場から出る廃棄物の80%を埋め立て処分ではない方法で処理する | 2030年 | |
| 持続可能な水資源の利用 | 6 | 事業活動における水使用量を削減するとともに、水源地保全活動等を行うことで、水資源の持続可能性確保に繋げます | 持続可能な水資源利用の推進 | ライオン | 水ストレスの高い工場(XXXX,Tooheys)における用水原単位 2.5l/l未満 | 2028年 |
| 用水使用量の削減率 | 協和発酵バイオ | 32%(2015年比) | 2030年 | |||
| 気候変動の克服 | 7,13 | 早期にRE100を達成し、自社の使用エネルギーを100%再生可能エネルギー起源にすることに加えて、再生可能エネルギーを社会に広げ、ステークホルダーと共に脱炭素社会に寄与するビジネスモデルの構築に繋げます | GHG排出削減率(Scope1+2、2019年比) | キリンビール | 55% | 2030年 |
| キリンビバレッジ | 55% | 2030年 | ||||
| メルシャン | 55% | 2030年 | ||||
| ライオン | 55% | 2030年 | ||||
| 協和発酵バイオ | 55% | 2030年 | ||||
| 協和キリン | 55% | 2030年 | ||||
| ファンケル | 検討中 | 2030年 | ||||
| ブラックモアズ | 50% | 2030年 | ||||
| コーク・ノースイースト | 25% | 2030年 | ||||
| インターフーズ | 17% | 2030年 | ||||
| グループ全体の使用電力の再生可能エネルギー比率 | キリンホールディングスCSV戦略部 | 100% | 2040年 | |||
| GHG排出削減率(Scope3、2019年比) | キリンホールディングスCSV戦略部 | 30% | 2030年 | |||
| 容器包装の持続可能な循環 | 12,14 | ブランド横断で再生PETの使用を推進し、容器包装が持続的に循環する姿を目指すとともに、企業・ブランド価値向上に繋げます | リサイクルPET樹脂の使用割合 | キリンビバレッジ | 55% | 2028年 |
| 12 | 容器包装量の削減を通じて資源の安定確保に貢献し、資源を利用する企業グループとしての社会的責任を果たし、企業活動の維持継続に繋げます | プラスチック製容器包装の削減量 | メルシャン | プラスチック樹脂20t削減(2023年比) | 2027年 | |