経営諸課題(マテリアリティ)

キリングループでは、「酒類事業を営むキリングループとしての責任」を果たすことを前提に、「健康」「コミュニティ」「環境」の4つを社会とともに持続的に存続・発展していくための重点課題として設定しています。

また、企業としての普遍的な責務として、重点課題以外の社会課題にも取り組んでいます。

マテリアリティ選定基準

経営諸課題の抽出 ISO26000、GRI、SASBなどの報告ガイドライン、FTSE、MSCI、Sustainalytics等の評価項目、SDGsのターゲット等をベースに、課題を洗い出しました。 社内評価の実施 NGO・NPOのレポートやメディア情報等の社会課題に関する客観的情報に基づき社会課題の事業活動への影響と事業活動による社会への影響について、グループ経営戦略会議での意見交換を実施しました。 ステークホルダー・エンゲージメントの実施 社内評価結果を元に、投資家・NGO・NPO・従業員(労働組合)から意見を得ました。 マテリアリティの決定 ステークホルダーの意見を反映した結果について、グループCSV委員会での意見交換を実施したうえで、取締役会で決議しました。

持続的成長のための経営諸課題
(グループ・マテリアリティ・マトリックス)

図:グループ・マテリアリティ・マトリックス

酒類事業を営むキリングループとしての責任

  • アルコール関連問題への対応

健康

  • 食の安全・安心の確保
  • 医薬品の品質保証と安定供給
  • Life-changingな医薬品の創出と提供
  • 医薬品にとどまらない医療ニーズへの新たな取組
  • 生活習慣病の予防支援
  • 栄養へのアクセス向上
  • 免疫機能の維持支援
  • 労働安全衛生の確保
  • 心身のパフォーマンスの維持・向上の支援
  • 健康経営の実現

コミュニティ

  • ウェルビーイングを育むつながりと信頼の創出
  • 原料生産地と事業展開地域におけるコミュニティの持続的な発展
  • 食に関わる経済の活性化

環境

  • 持続可能な生物資源の利用
  • 持続可能な水資源の利用
  • 容器包装の持続可能な循環
  • 気候変動の克服

企業としての普遍的な責務

  • 人権の尊重
  • 価値創造を実現する人財育成
  • ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進
  • コーポレートガバナンスの実効性向上
  • リスクマネジメントの強化
  • 個人情報の保護
  • コンプライアンスと倫理を重視した事業活動
  • 食の選択の自由の確保
  • 従業員が活き活きと働くことができる職場の実現
  • グループガバナンスの強化
  • 持続可能な物流の構築
  • サイバー攻撃への対応
  • 租税の透明性確保

SDGsマテリアリティ

図:SDGsマテリアリティ