広告自主基準
キリングループでは酒類を扱う企業の社会的責任を自覚し、節度ある広告活動を行うことを目的に、20歳未満の人への広告制限や広告表現の制限を行っています。広告宣伝に関する業界自主規準※より厳しいキリン独自の広告倫理規定を設け、社会情勢に合わせて見直しを加え、強化・改定に取り組んでいます。2014年に施行された「アルコール健康障害対策基本法」に基づき、不適切な飲酒の誘引防止に向けた自主的な取り組みとして、テレビ広告で使用するタレントの年齢を25歳以上に引き上げることや、テレビ広告の飲酒表現で、喉元を強調したり喉元を通る「ゴクゴク」等の効果音を使わないことを自主規準に盛り込み、業界全体で実践しています。
また、テレビ、新聞、雑誌、WEB、SNS、交通広告、POPなどすべての広告発信内容を事前に確認するため、広告倫理のチェックシステム体制を整えています。専任の広告倫理委員による日々の厳しいチェックや定期的に開催される広告倫理委員会により、徹底した運用を推進しています。
アルコール関連問題の観点からは、専門組織としてCSV戦略部の中にARP担当を設け、広告表示や注意表記、広告表現を厳しくチェックし、不適切なマーケティング活動を未然に防止する役割を担っているほか、社内外への適正飲酒の啓発活動を行っています。