[食領域]

2022年 キリンビール事業方針

~ブランドと人材を磨き上げ、企業価値を最大化する~

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2022年1月6日

キリンビール株式会社

キリンビール株式会社(社長 堀口英樹)は、2022-2024中期経営計画の初年度として、2022年のスタートを切りました。従業員一人一人が「CSV※1マインド」を持ち、ブランドを磨き上げることで、ブランドを通じてお客様と社会に貢献していきます。
※1 Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造

1.2021年の振り返り

2020年に続き新型コロナウイルスの感染拡大・酒税改正などの影響を受けて、ビール類市場は前年比95%程度で着地しました。当社は、お客様基軸の「正しい戦略」と「CSVマインド」の掛け算で変化する需要に応え、大びん換算で1億2,410万箱(前年比約96%)と市場を上回る結果となりました。特にビールカテゴリーでは、主力商品の「キリン一番搾り生ビール(以下、一番搾り)」、「キリン一番搾り 糖質ゼロ※2(以下、一番搾り 糖質ゼロ)」が好調に推移し、前年比約104%と市場を大きく上回りました。また、2021年3月に発売した「SPRING VALLEY 豊潤<496>」、同じく3月から本格展開を開始した会員制生ビールサービス「キリン ホームタップ」など新たな成長エンジンの育成へもチャレンジし、ビール類の魅力化および市場の活性化につながりました。
※2 100ml当たり糖質0.5g未満のものに表示可能(食品表示基準による)

2021年販売実績

ビール類計 ビール 発泡酒 新ジャンル RTD 洋酒 ノンアルコール飲料
1億2,410万箱
(-4.1%)
3,751万箱
(+4.1%)
3,061万箱
(+0.9%)
5,599万箱
(-11.2%)
7,489万箱
(+4.7%)
226億円
(-14.5%)
387万箱
(+10.9%)

*単位:ビール類・ノンアルコール飲料 大びん633ml×20本換算、RTD 250ml×24本換算
*販売実績数はKLから万箱に換算後、1桁目を四捨五入し10万ケース単位で算出

2.2022年の取り組み

2022年もぶれることなく、「強固なブランド体系の構築」、「新たな成長エンジンの育成」を軸とした事業戦略を継続し、ブランドを磨き上げ、企業価値の最大化を目指します。酒税改正後で高まるビール需要に応えて、「一番搾り」ブランドのさらなる強化とクラフトビールの育成に取り組み、ビール計では前年比約3割増の販売数量を目指します。

(1)強固なブランド体系の構築

主力ブランドをしっかりと育成し、酒税改正後も愛され続ける強固なブランド体系を構築します。2020年10月に行われた酒税改正により減税となったビールカテゴリーには、お客様から引き続き高い関心が寄せられ、2022年も同様にビールの需要は高まると考えられます。当社は、「一番搾り」、「一番搾り 糖質ゼロ」の育成に再注力することで、「一番搾り」ブランドを“日本のビールの本流”へと成長させていくことを目指します。新ジャンルカテゴリーでは、コロナ禍により加速した「低価格でも明確な価値がある商品」へのニーズは継続するとみています。「本麒麟」は“うまさ”をさらに進化させたリニューアルを実施し前年比約1割増の再成長を目指します。

(2)新たな成長エンジンの育成

クラフトビール事業では、「SPRING VALLEY 豊潤<496>」のリニューアルおよび「キリン ホームタップ」においてクラフトビールのラインアップを強化することで、高付加価値のビールを多くのお客様にお届けし、良質な飲用体験を通じたビールの魅力化、市場の活性化に引き続きチャレンジしていきます。
業務用市場では、「Tap Marché(タップ・マルシェ)」「TAPPY(タッピー)」の提案を強化することで、飲食業界が抱える課題や社会課題を解決しながら、お客様によりおいしいビールを楽しんでいただく機会を増やし、人と人が繋がる場の創出に貢献することを目指します。

2022年販売目標

ビール類計 ビール 発泡酒 新ジャンル RTD 洋酒 ノンアルコール飲料
1億3,230万箱
(+6.6%)
4,730万箱
(+26.0%)
2,850万箱
(-6.9%)
5,660万箱
(+1.0%)
8,200万箱
(+9.5%)
250億円
(+8.7%)
460万箱
(+17.8%)

*単位:ビール類・ノンアルコール飲料 大びん633ml×20本換算、RTD 250ml×24本換算
*販売目標数はKLから万箱に換算後、1桁目を四捨五入し10万ケース単位で算出

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

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