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[食領域]

「復興応援 キリン絆プロジェクト」、岩手県陸前高田市「広田湾遊漁船組合」に支援金を助成

~“生産から食卓までの支援”をテーマに、
「生産者の顔が見える、物語が分かる広田湾ブランド再興プロジェクト」を応援~

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2015年4月8日

キリンビール株式会社

キリンビールマーケティング株式会社(社長 布施孝之)は、岩手県陸前高田市「広田湾遊漁船組合」(会長 大和田晴男)が取り組む、「生産者の顔が見える、物語が分かる広田湾ブランド再興プロジェクト」への支援金として、総額1,550万円を公益財団法人 日本財団(会長 笹川陽平)の協力のもと4月8日(水)に助成します。

今回の助成は、震災によって大きな被害を受けた岩手県陸前高田市での、水産物のブランド育成と6次産業化による販路の拡大を図るため、「広田湾遊漁船組合」が、地元の水産業生産者・広田湾漁業協同組合・観光物産協会等と協働で取り組む「生産者の顔が見える、物語が分かる広田湾ブランド再興プロジェクト」に対するものです。本プロジェクトでは、生産者と漁協が協同して、陸前高田市広田湾産の牡蠣、エゾイシカゲ貝のブランド育成に取り組み、行政や観光分野とも連携し、交流人口増加に伴う地域の活性化に繋がる1次産業のモデルづくりに取り組みます。今回の助成金は、広田湾産の牡蠣、エゾイシカゲ貝のブランディング、加工品開発、販売強化、情報発信などに活用されます。

キリングループは、2011年に東日本大震災の復興支援活動として「復興応援 キリン絆プロジェクト」を立ち上げ、「絆を育む」をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」の3つの幹でグループ各社が一体となり展開しています。今回の助成は、3つの幹の一つである「地域食文化・食産業の復興支援」として実施するものです。
当プロジェクトでは、復興支援として2014年までの3年間で約60億円を拠出してきました。当初、活動期間は3年間の予定でしたが、復興の現状を踏まえ、未来につながる絆を育むことを目指し2015年以降も引き続き、食に携わる企業として“生産から食卓までの支援”をテーマとした農業や水産業に対する地域のニーズに合った支援活動を行います。

「復興応援 キリン絆プロジェクト」は、水産業への復興支援第1ステージとして、震災後から2012年まで、東日本大震災により被害を受けた「養殖業の復興」に取り組み、岩手県はわかめ、宮城県はかき、福島県は青のりを中心に、養殖再開に向けた養殖設備の復旧を支援してきました。水産業への支援金額は、4億2,220万円となりました。岩手県においては、水産業への復興支援第1ステージとして、9,500万円(盛岡冷凍工場新冷蔵冷凍施設、わかめ養殖施設整備事業への支援)の助成を行いました。
2013年からは、復興支援第2ステージとして、“生産から食卓までの支援”というテーマのもと、生産支援だけでなく、水産物のブランド育成支援、6次産業化に向けた販路拡大支援、将来にわたる担い手・リーダー育成支援などを展開し、被災3県で総額10億円の助成を行う予定です。なお、岩手県では、水産業復興支援第2ステージとして、今回の助成を含めて、19案件、総額3億8,720万円の助成となりました。

被災地の一日も早い復興を心より祈念するとともに、キリングループとして、引き続き被災地の皆様の支援に尽力していきます。
キリングループは、あたらしい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていきます。

広田湾遊漁船組合 について

広田湾遊漁船組合は、広田湾漁業協同組合に属し、遊魚と観光などを通して広田湾の漁業に対する理解や復興をはかり発展、発信することを目的として、遊魚と観光を通じた漁業体験や広田湾海産物のブランド向上、販売宣伝普及活動を行なっています。

(組織内容・構成員)

  • 名称
    • 広田湾遊漁船組合(任意団体)
  • 設立日
    • 2014年4月1日
  • 設立目的
    • 遊魚と観光などを通して広田湾の漁業に対する理解や復興をはかり、発展、発信することを目的として、 ①広田湾漁師と漁業への理解促進 ②広田湾海産物の認知 ③広田湾海産物全体の取引価格向上を実現していくものです。
      遊漁船乗船や交流を通じて、一般消費者ならびに各関係者へブランド向上 広田湾海産物の加工を含めた企画、開発、販売強化を行ない、陸前高田市の漁業だけでなく、農業、料理人などの食に関係する事業者や団体が連携し、陸前高田市全体の魅力を広く国内外に発信することにより、地域経済の復興に寄与するために活動。

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