3.3 生物資源の取り組みフードウェイストの削減

製品廃棄ロス削減

廃棄ロスを継続的に削減するために、小売りなどの需要側の変動要因を工場や物流センターと緊密に情報共有するなどして需要予測を向上させることで、製造を最適化しています。加えて、販売数量目標を厳格に管理することにより、貴重な生物資源や容器包装が無駄にならないように取り組みを進めています。
キリンビバレッジでは2013年から、キリンビールでは2020年から、賞味期限や製造時期表示の「年月表示」への移行に取り組んでいます。賞味期限や製造時期表示の緩和は、サプライチェーン上の環境負荷(物流拠点間の転送および転送に由来するCO2排出など)や非効率(物流倉庫の保管スペース、店頭の先入先出作業など)を軽減するとともに、製品の廃棄ロスにも大きく寄与すると期待しています。

  • 削減目標 -75%(2025年、15年比)キリンビール キリンビバレッジ メルシャン

再資源化

ビール仕込粕の飼料化

ビールや発泡酒などの製造工程で発生する仕込粕には、栄養成分が残っているため、牛の飼料やキノコ培地などに有効利用されています。

  • 仕込粕を飼料として有効利用

ビール酵母の食品化

ライオンは引き続き、オーストラリアの発酵食品であるベジマイトの原料用としてビール酵母の提供を行っています。

ブドウの搾り粕再利用

ワインのためのブドウの搾り粕を、自社ブドウ畑の堆肥置場で一年間切り返しという作業を行うことで、堆肥にして有機肥料として利用しています。

  • ブドウの搾り粕を堆肥として再利用

焼酎粕の有効利用

2015年より、メルシャン八代工場の焼酎製造過程で生じる蒸留残渣(焼酎粕)の一部を熊本県内の養豚業者に提供しています。2019年に発生した焼酎粕の約80%を家畜飼料として利用していただいています。2019年にキリンホールディングスとメルシャン、国立大学法人東京大学との共同により、焼酎粕が豚のストレスを低減し、豚肉の嗜好性を向上させることを世界で初めて確認し、焼酎粕の有効利用、価値化の可能性を示しました。