3.4 容器包装の取り組み社会とともに

使用済みPETボトル店頭回収

2021年7月から、独自開発したボトル回収機を使ったコンビニエンスストア店頭での使用済みPETボトルの回収試験を開始しています。PETボトルを資源として活用するためにはお客様が使用済みPETボトルを回収ルートに乗せる利便性を高めることが必要と考え、「24時間受け入れ可能な資源回収インフラ」としてコンビニエンスストア店頭を選定しました。パッケージイノベーション研究所が新たに独自開発した「PETボトル減容回収機」を設置し、来店された方が家庭で廃棄している使用済みPETボトルを投入できるようにします。キリンビバレッジ関連会社の自動販売機オペレーションルートを使って収集することで運搬の効率化を図り、その後リサイクル工場へ搬入します。回収試験は、横浜市内のローソン1店舗の店頭から開始し、年内に横浜市内の数店舗に拡大します。「プラスティックに係る資源循環の促進等に関する法案」が施行される2022年には実証実験で得られた知見に基づいた取り組みにしていくことを目標としています。

清涼飲料業界プラスチック資源循環の取り組み

キリンビバレッジが加盟している全国清涼飲料連合会は、2018年11月に「清涼飲料業界プラスチック資源循環宣言」を行いました。
その1つの取り組みとして、自販機横の「自販機専用空容器リサイクルボックス」が、リサイクル目的に空容器だけを集めていることを消費者のみなさまに知っていただくため、2019年5月より50万枚のステッカー貼付活動を展開しています。PETボトルを100%有効利用するため、清涼飲料業界として「異物混入ゼロ」を目指していきます。
2021年4月にはPETボトルの「2030年ボトルtoボトル比率50%宣言」を行いました。これは、現状の技術と経済性に基づいた宣言で、将来的には、「マテリアルリサイクル技術の進歩」と「ケミカルリサイクルの確立」を通じてより高い「ボトルtoボトルリサイクル比率」を目指します。「植物・生物由来のPET素材」の開発の進展により、新規の化石由来資源の使用削減も促進しています。

  • 自販機専用空容器リサイクルボックスへの消費者啓発ステッカーの貼付

分別しやすい容器包装

容器包装では、できるだけ単一素材で構成したり、単一素材に分離して廃棄できるように配慮しています。容器包装のリサイクルを啓発するために、分別しやすい容器包装の提供を行っています。
キリンビバレッジでは、2020年9月より、ラベルの端をひっぱるだけで簡単にはがれる「ロールラベル」商品を順次発売しています。

消費者啓発活動

子ども向けサイト「KIRIN KIDS」での3Rの啓発など、インターネットを活用した啓発活動を行っています。若年層向けワークショップ「キリン・スクール・チャレンジ」でも容器包装の3Rをテーマに取り上げています。省資源でつぶしやすい環境配慮型容器「ペコロジーボトル」を導入したタイミングで登場させた環境キャラクター「エコパンダ」を活用して、若年層への啓発活動を行っています。
G20大阪サミットにおける「G20イノベーション展」、国際メディアセンター(IMC)広報において、再生PET樹脂100%の「キリン 生茶デカフェ」の「R100ペットボトル」や「キリン アルカリイオンの水」に使用している国産最軽量2L PETボトルを展示するなど、各種イベントでも啓発活動を行っています。

  • キリン・スクール・チャレンジ
    (FSCロゴ イメージ図)

  • G20イノベーション展

アダプト・プログラム

公益社団法人 食品容器環境美化協会(食環協)は、飲料メーカー6団体が集まり、環境美化のためのさまざまなPR・活動を行っています。キリンビールとキリンビバレッジもそれぞれ「ビール酒造組合」、「全国清涼飲料連合会」のメンバーとして参加し、「まち美化手法」である「アダプト・プログラム」活動の支援を行っています。

  • アダプト・プログラムの図

食品容器環境美化協会の主な活動

教育の支援

食環協では、環境美化の教育と実践に積極的に取り組んでいる学校を表彰したり、先生向けの環境教育ガイドを制作・提供するなどしています。

ポイ捨て防止キャンペーン

食環協では、道路沿いの立て看板や自動販売機へ「統一美化ステッカー」を貼付、「ポイ捨て防止」を呼び掛けています。